『
上岡龍太郎にはダマされないぞ!』(略称: 上ダマ)は、
1990年10月7日から
1996年10月6日までフジテレビ系列で放送されていた
バラエティ番組で、
上岡龍太郎の
冠番組です。この番組は、
日曜日の正午から放送され、多くの視聴者に親しまれました。
番組の背景と放送の流れ
本番組は、
1976年から数十年にわたり続いている日曜の
渡辺プロダクション制作枠の一部であり、
上岡龍太郎が東京進出を果たす重要な番組として位置づけられています。初回放送は『
上岡龍太郎のもうダマされないぞ!』というタイトルで始まり、その後、
1990年10月7日から『
上岡龍太郎にはダマされないぞ!』に改名されました。基本的には
生放送でしたが、時には収録形式で放送される回もありました。
メインキャスト
主な司会者には
上岡龍太郎が務め、サブ司会には様々なキャスターやタレントが登場しました。特に、男性サブ司会者には
山田雅人が
1990年から1994年まで、
恵俊彰が1995年から番組終了まで活躍しました。また、女性司会者には
有賀さつきや
小島奈津子、中村英子、ゆうゆなどが名を連ねました。さらに、コントやレギュラー陣としても
大竹まことや
中山秀征、
恵俊彰、江川卓といった人気のタレントが出演していました。
番組の特徴とエピソード
上岡龍太郎の独特な話術と彼の筋を通す性格が番組の魅力でした。ある回では、心霊特集が組まれた際に、上岡と著名なゲストコメンテーターとの間で激しい議論が繰り広げられ、緊迫した空気がスタジオを包みました。また、1993年には社会党の議員と衝突し、視聴者に強い印象を残したエピソードもあります。
この番組には、時折特別な企画が盛り込まれ、視聴者に楽しさを提供しました。特に忘れられないエピソードとして、MLB移籍1年目の
野茂英雄の登板試合を衛星生中継した際には、予期せぬハプニングが発生し、視聴者を驚かせました。その中で上岡は、フジテレビがこの番組を制作していることを視聴者に強調しました。
主題歌
オープニングテーマは
B'zの「I Wanna Dance Wicked Beat Style」で、エンディングテーマには
B'zの「HOT FASHION -流行過多-」や
EPOの「希望のバスに乗って」など、人気アーティストの楽曲が使用されていました。これによって、番組の雰囲気が一層引き立てられました。
最後に
『
上岡龍太郎にはダマされないぞ!』は、
1996年春にはFNSのテレビ対抗特番で優勝するなど、その人気と影響力を証明しました。長い期間にわたり多くのファンに支持され、
上岡龍太郎の名を広める大きな役割を果たしました。この番組は、
バラエティ番組の一つのスタイルを築きあげ、その後のテレビ番組にも大きな影響を与えたと言えるでしょう。