上智大学国際教養学部

上智大学国際教養学部について

上智大学国際教養学部は、1949年に設立された上智大学国際部を起源とし、1987年に比較文化学科が独立したことで上智大学比較文化学部として発足しました。その後、2006年に現在の名称に改組されました。

この学部は、国際教育の先駆者として、英語によるリベラル・アーツ教育を長年にわたり提供してきました。学生たちは、豊かな教養と論理的思考力を育てることを目指し、基礎教育から専門的なカリキュラムへと進む仕組みが整っています。具体的には、1年次は基礎的な学びを行い、2年次の後半から、国際経営・経済学、社会科学、比較文化の3つのコースから自分の専門分野を選択することができます。

沿革

上智大学国際部の創設は1949年で、駐留米軍兵士やその家族を対象とした夜間プログラムでした。その活動は1974年に市谷キャンパスに移転し、1975年には日本語・日本文化学科の改組を経て、初めて全ての講義を英語で行う大学教育機関となりました。1977年には比較文化学科に改称され、1987年には他の学科から独立し、比較文化学部として正式に設立されました。1993年に比較文化学科が廃止された後、2006年に国際教養学部に改組され、四谷キャンパスへ移転したのです。

学科内容

現在の国際教養学部には、国際教養学科のみが設置されており、入学定員は186人、収容定員は744人です。国際教養学科では、広範な知識と国際的な視点を持つ人材の育成に力を入れています。この学部で学ぶことにより、学生たちは多様な文化背景を理解し、国際社会における問題解決に貢献できる能力を身につけていきます。

著名な卒業生

国際教養学部の卒業生には、政治や経済、メディア、研究、芸能など、様々な分野で活躍する著名人が多くいます。衆議院議員の野田聖子氏や、ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏などがその一例です。さらに、メディアではデーブ・スペクター氏や安藤優子氏、学術界では東京大学名誉教授のジョン・ボチャラリ氏が挙げられます。

まとめ

上智大学国際教養学部は、国際感覚を磨き、幅広い教養を身につけることができる場として、いまなお多くの学生に支持されています。その多様なカリキュラムと英語による教育は、実際の世界で必要な能力を養い、学生たちを未来のリーダーへと成長させることでしょう。

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