上武大学硬式野球部

上武大学硬式野球部

上武大学硬式野球部は、群馬県の上武大学に所属する野球チームで、関甲新学生野球連盟に参加しています。1982年に設立され、以来、多くの学生アスリートが集い、高校野球とは一線を画した活動を行っています。

創部から現在までの歴史

上武大学硬式野球部の歴史は1982年に始まりました。1993年には関甲新学生野球連盟に加盟し、早くも春季リーグで2部を制覇。その秋からは1部に昇格し、1995年に1部リーグで初めて優勝を果たしました。1996年には春季リーグ戦を制し、全日本大学野球選手権大会へ初出場を果たしました。

2000年代に入り、谷口英規監督が就任し、部のさらなる発展に寄与しました。特に2004年には、菊地和正選手がプロの舞台である北海道日本ハムファイターズに6巡目指名され、上武大学硬式野球部初のプロ選手としてプロの世界に羽ばたきました。後にチームは2009年に明治神宮野球大会で準優勝を経験し、2013年には全日本大学野球選手権大会で初優勝を収めました。

特異なエピソード

注目すべき出来事は、2017年の春に発生しました。当時、220名の部員が全員5厘刈りにして試合に臨み、この時期に関甲新リーグでの6連覇と全日本大学野球選手権大会での4強入りを達成しました。この丸刈りの決断は、白鷗大学との同率決戦における痛恨の敗北を受けて、投手陣から始まりました。彼らの行動が野手陣にも伝播し、結果的に全員が同じ髪型になることで、一体感が生まれました。しかし、その行為に対する反応は賛否が分かれ、監督はあくまで「強制ではない」と述べましたが、同調圧力によるものとの見方も存在しました。

本拠地と合宿所

上武大学硬式野球部は、伊勢崎キャンパス内にあるグラウンドを本拠地として使用しており、練習や試合はそこで行われます。また、部員の合宿所である飛翔寮が群馬県伊勢崎市福島町に位置し、選手たちはここで共に技術を磨きながら絆を深めていきます。

頼もしい出身選手たち

これまでに上武大学からは、多数の優れた選手がプロの舞台に進出しました。例えば、菊地和正選手は北海道日本ハムファイターズを経て、横浜DeNAベイスターズの一員となりました。その他にも阪神タイガースに所属する石川俊介選手や、中日ドラゴンズに名を馳せた松井雅人選手など、上武大学硬式野球部の出身者は、各チームで活躍しています。これらは上武大学硬式野球部が持つ競技レベルの高さを示す良い例です。

上武大学硬式野球部は、他にも数多くの優秀な選手を世に送り出し、その影響力は今もなお広がっています。今後の活躍にも期待が寄せられています。

もう一度検索