上田まり

上田まり：才能溢れるシンガーソングライターの軌跡

上田まりは、日本の音楽シーンで活躍したシンガーソングライターです。大阪府出身で、avex traxに所属していました。現在は活動を休止していますが、その独特の音楽性と才能は多くのファンを魅了し続け、現在でも語り継がれています。

音楽の道へ

大学時代からバンド活動を始め、キーボードを担当していました。卒業後は作曲家として活動し、数々の楽曲を提供していましたが、ミュージシャンの江口信夫氏から「君が作った曲は、君が歌えばいい」とアドバイスを受け、シンガーとしての活動をスタートさせます。このアドバイスが、彼女の人生を大きく変える転機となりました。

CHAGE and ASKAとの出会い

転機はそれだけではありませんでした。偶然にも、彼女がレコード会社に送ったデモテープをCHAGE and ASKAのASKA氏が聴き、その音楽性に感動。ASKA氏は、上田まりの楽曲制作にスーパーバイザーとして参加することになります。この出会いが、彼女の音楽キャリアに大きな影響を与えたことは間違いありません。

音楽活動とディスコグラフィー

上田まりは、数々のシングルとアルバムをリリースしました。彼女の曲は、独特の世界観と感性で彩られ、リスナーの心を掴みました。

シングル:

伝えたい (1998年)
真冬の通り雨 (1999年)
遠くへ行こう (1999年)
待ちわびた休日 (2000年) ※森永アロエヨーグルトCMソング
少し届かない秘密 (2000年)
さよならしてあげる (2001年)

アルバム:

room (1998年)
empty page (1999年)
* coronet (2000年) ※ジャケットサイズ写真集が封入された初回限定版あり

さらに、2007年には「寝顔」と「プライド」の2曲をネット配信限定でリリース。その後も、ONGEN、MUSICO、Olio music、My Sound、Mora(SONY)、Listen Japan、MOOCS、napsterといった様々なプラットフォームで楽曲配信が行われました。

ラジオパーソナリティとしての活動

シンガーソングライターとしての活動に加え、ラジオパーソナリティとしても活躍していました。Kiss-FM KOBEで放送されていた「遠くへ行こう」では、「遠くへ行きたくなるとき」というメインコーナーを担当し、リスナーの共感を呼びました。また、CROSS FMでは「MUSIC VOICE 上田まりin my room」という番組も担当していました。

楽曲提供

上田まりは、シンガーとしての活動以外にも、多くのアーティストに楽曲を提供していました。その中には、ともさかりえ、國府田マリ子、冨永みーな、そして奥山友美などが含まれています。彼女の作曲家としての才能も高く評価されていました。

活動休止

2001年以降はCDの発売が途絶え、公式ウェブサイトも閉鎖されました。引退の発表はありませんが、現在は活動を休止しています。しかし、2006年11月からは個人サイト「uedamari.com」を開設し、ファンと交流を続けています。YouTubeチャンネル「Mari & Kanata」も開設しており、彼女の音楽活動が完全に終焉したわけではないことを示唆しています。

まとめ

上田まりは、活動休止中ではありますが、その音楽性と才能は、多くの音楽ファンに記憶されています。シンガーソングライター、作曲家、ラジオパーソナリティと、多方面で活躍した彼女のキャリアは、音楽史にその名を刻んでいます。今後の活動再開を期待するファンも多いことでしょう。彼女の音楽は、これからも多くの人々の心に響き続けることでしょう。

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