上田ケンジ

上田健司について

上田健司（うえだ けんじ）は、1965年8月30日に北海道札幌市で生まれた、日本を代表するベーシスト、音楽プロデューサー、ソングライター、編曲家である。愛称は「ウエケン」で、カムイレコードの代表を務めている。彼はかつては「上田ケンジ」という名義でも知られていたが、2008年以降は本名での活動に移行した。血液型はO型で、音楽への情熱に満ちた経歴を持っている。

音楽キャリアの始まり

健司は1983年に高校の先輩であるKENZIの誘いで上京し、1984年からはパンク・ロックバンド・KENZI & THE TRIPSのベース担当として活動を開始した。このバンドは1989年まで活動し、その後、コインロッカー・ベイビーズの山中さわおと共にthe pillowsを結成し、リーダー兼ベース奏者として活躍した。1991年には山羊智詞と赤羽楽団に参加するなど、活動の幅を広げた。

the pillowsからの脱退とスタジオ・ミュージシャンとしての活動

1992年にはthe pillowsを脱退し、その後はスタジオ・ミュージシャンとしての活動を本格化させた。多くのアーティストとの共演を重ね、楽曲提供や音楽プロデュースの分野でも才能を発揮していった。特に佐久間学やKinKi Kids、加藤いづみ、PUFFY、小泉今日子、長渕剛、ゆずなどのアーティストへの楽曲提供が目立つ。彼のスタジオ・ミュージシャンとしての経験は、音楽制作において非常に重要な役割を果たしている。

結成したバンドとレコード会社設立

1998年にはスギモトキョウイチと共にanalersを結成し、2010年にはANABAを結成、アルバム「Fanfare Noir」をリリースした。また、2011年には自らのレコード会社であるカムイレコードを設立し、爆弾ジョニーやDrop'sといったアーティストを世に送り出す活動も行った。この頃からミュージシャンマネジメントや音楽制作にも力を入れ続け、音楽界の発展に貢献している。

ラジオやポッドキャストでの活動

2011年から2012年にかけて、北海道コンサドーレ札幌のサポートソングオーディション「LET'S ROCK!」を札幌ドームで開催し、地域の音楽文化にも寄与した。2015年からはSTVラジオとタムラジオで「うえけん道場」と題した月一のコーナーを持ち、音楽に関する情報や活動を発信している。また、2017年に平岡恵子とのポッドキャスト「どくでんぱ」を開始し、彼の豊富な音楽知識をリスナーとシェアしている。

最近の活動と展望

2021年には小泉今日子とのユニット「黒猫同盟」を結成し、Spotifyオリジナル・ポッドキャスト番組『ホントのコイズミさん』のテーマ曲を手がけるなど、常に新しい挑戦を続けている。2024年1月には映画『映画 ○月○日、区長になる女。』の主題歌を担当し、ますます活躍の幅を広げている。

ディスコグラフィーと楽曲提供

健司の音楽キャリアには、多数のシングルやアルバムが存在し、彼の提供した楽曲は多くのアーティストによって歌われている。シングル「BAD AT LIFE／OH FRIENDS」やアルバム「フォーエバーラブ」、最近では「楽しい追憶」など、多彩な作品をリリースし続けている。音楽プロデューサーとしての才能は、2000年以降も数多くの作品に色鮮やかに表れている。彼の影響力は音楽界において計り知れないものであり、今後の活動にも目が離せない。

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