上越タイムスについて
上越タイムスは、
新潟県上越市と妙高市を対象に発行される日刊の地域
新聞です。株式会社上越タイムス社が運営しており、地域の出来事や人々の生活に密着した情報を提供することに特化しています。発行は
1980年に創刊された「日刊上越
新聞」を前身としており、
1990年に現在の形で新たに創刊されました。
概要
上越タイムス社は、
上越市と妙高市の他にも、
糸魚川市を対象とした日刊紙「糸魚川タイムス」を発行しています。また、首都圏をはじめとする地域外の読者に向けて、月刊誌「月刊上越」も発行しており、紙面を通じて広範囲な地域情報を届けています。さらに、2013年には電子版の配信を開始し、デジタル媒体にも力を入れています。
また、上越タイムスは、同じく
上越市内に本社を構える
ニュースサイト「上越タウンジャーナル」とは無関係ですが、これらのメディアは地域内の情報を充実させる役割を果たしています。
歴史
上越タイムスの歴史は、
1980年4月20日に創刊された「日刊上越
新聞」に遡ります。この
新聞はブランケット判で発行されていましたが、経営難が続き、
1990年には上越タイムス社に営業権が譲渡されました。同年
9月1日からは新たに上越タイムスが創刊され、地域の情報発信を継続して行っています。
1997年には印刷設備の更新を行い、紙のサイズをタブロイド判に変更。さらにカラー印刷を導入し、視覚的な魅力を高めました。継続的な改善により、
1999年には月曜日にも特別編集版が発行されるなど、週7回刊を実現しました。そして、
2002年4月1日からは月曜日の印刷も通常の紙面として扱い、完全日刊体制が確立されました。
社長の大島誠が
1999年に就任した際、
新聞内容の改革が進みました。ニュースの過剰な
報道を減らし、地域密着のヒューマンインタレスト記事を積極的に取り上げる方針に転換しました。この改革の結果、発行部数は急増し、
2009年には約2万部まで増加する成果を上げました。
また、
2002年6月に
糸魚川市と西頚城郡を対象とした日刊紙「糸西タイムス」が創刊され、後に地域の合併に伴い「糸魚川タイムス」として再編され、地域
報道のネットワークも広がりました。
まとめ
上越タイムスは、
新潟県内の地域情報を豊富に取り上げ、地域社会の動向や文化を記録しています。地元の人々にとって、上越タイムスは信頼できる情報源であり、地域とのつながりを深める重要な役割を果たしています。これからも、地域に密着した
報道を続けていくことでしょう。