上越市立牧小学校

上越市立牧小学校

新潟県上越市牧区に学び舎を構える上越市立牧小学校（じょうえつしりつ まきしょうがっこう）は、地域の教育を担う公立小学校です。牧区内において唯一の小学校であるため、その通学区域は牧区全域に及び、地域の子どもたちの学びの中心となっています。児童数は、例えば2012年4月時点では67名でした。

特色ある取り組み

本校は、児童の健やかな成長を願い、様々な特色ある活動を展開しています。中でも注目されるのは、健康教育、特に歯の健康に対する長年の取り組みです。

歯の健康教育（フッ素洗口）
学校全体で30年以上にわたり、児童の歯の健康保持のためフッ素洗口に取り組んできました。この継続的な努力は顕著な成果を上げており、全国規模で歯の健康優良校として表彰される栄誉に輝いています。また、その先進的な実践は全国的な注目を集め、NHKの番組『難問解決ご近所の底力』で取り上げられるなど、メディアにも紹介されました。
遠距離交流
児童の視野を広げ、多様な価値観に触れる機会を設けるため、遠隔地の学校との交流も積極的に行っています。2001年（平成13年）からは横浜市立白幡小学校との交流事業が実施されており、特に6年生が参加する「体験宿泊学習」を通じた交流は、現在も続いています。

沿革

本校の歴史は古く、幾多の変遷を経て現在に至ります。明治期にその源流を持つ本校は、度重なる統合を経て地域唯一の小学校としての地位を確立しました。

創立と黎明期
明治6年（1873年）12月、「小学国川校」としてその歴史の第一歩を印しました。大正14年（1925年）12月には、地域にあった国川尋常高等小学校、岩神尋常小学校、宮口尋常小学校の三校が合併し、「牧村立牧高等尋常小学校」が設立され、教育体制の統合が進みました。翌大正15年（1926年）11月には、現在の校舎所在地へと移転しています。
名称変更と校舎建設
その後、昭和6年（1931年）には「牧尋常小学校」に改称。太平洋戦争中の昭和16年（1941年）には国民学校令により「牧国民学校」となりましたが、終戦後の昭和22年（1947年）には学制改革に伴い「牧村立牧小学校」として再出発しました。現在の校舎は、昭和53年（1978年）に完成したものです。
相次ぐ学校統合
平成に入り、牧村内の小学校の再編が進められました。平成元年（1989年）4月には牧村立宇津小学校と牧村立高尾小学校を統合。さらに、平成7年（1995年）4月には牧村立川上小学校を、平成8年（1996年）4月には牧村立原小学校をそれぞれ統合しました。そして、平成9年（1997年）4月には牧村立沖見小学校と統合したことで、牧村内では本校が唯一の小学校となりました。この統合が開校記念日とされています。
市町村合併
平成17年（2005年）1月1日に牧村が上越市と合併したことに伴い、学校名も現在の「上越市立牧小学校」に改称されました。

教育方針

本校では、以下の教育目標を掲げ、児童の育成に努めています。

進んで学ぶ子
仲良く遊ぶ子
健康づくりに努めること

特に、「自ら考え、最後までやりぬく子どもの育成」を重点目標とし、主体的で粘り強く課題に取り組む児童の育成を目指しています。

年間行事

本校の年間を通じて行われる主な行事は以下の通りです。

4月：入学式
6月：体育大会、6年生修学旅行
8月：校内水泳大会
10月：校内マラソン大会
11月：牧小こども祭り（文化祭）
2月：牧小こども雪祭り
3月：卒業式

地域に根差し、子どもたちの成長を支える上越市立牧小学校は、歴史と特色ある取り組みを活かし、未来を担う子どもたちの育成に取り組んでいます。

関連項目

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外部リンク

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