上越教育大学附属幼稚園

上越教育大学附属幼稚園

上越教育大学附属幼稚園（じょうえつきょういくだいがくふぞくようちえん）は、新潟県上越市屋敷町に位置する国立大学法人上越教育大学が設置・運営する附属学校の一つです。この幼稚園は、日本の国立幼稚園の中では比較的新しい歴史を持っています。

沿革

当園の設立は1990年代に入ってからです。具体的な経緯と年表は以下の通りです。

1991年4月1日：上越教育大学の附属機関として、「上越教育大学学校教育学部附属幼稚園」の名称で設立されました。
1992年4月1日：新たに建設された園舎が完成し、園の活動拠点が移転しました。これにより、より充実した教育環境が整備されました。
2004年4月1日：国立大学が法人化されたことに伴い、園の名称も現在の「上越教育大学附属幼稚園」へと変更されました。

教育の役割と使命

上越教育大学附属幼稚園は、単に幼児教育を行う場としてだけでなく、大学附属の特性を活かした複数の重要な役割を担っています。主な任務は以下の三点に集約されます。

1. 園児への就学前教育

教育基本法や学校教育法をはじめとする関連法規に基づき、園児一人ひとりの心身の発達段階に合わせた質の高い就学前教育を提供しています。子どもたちが健やかに成長し、小学校以降の学びへと円滑に接続できるよう、遊びや生活を通した総合的な指導を行っています。

2. 大学の教育実習機能

上越教育大学の学校教育学部に在籍する学生たちの教育実習の場としての機能も果たしています。未来の教員を目指す学生たちは、当園で実際の幼児教育現場を体験し、実践的な指導法や子どもたちとの関わり方などを学びます。附属幼稚園の教職員は、学生たちの学びを支援し、指導にあたっています。

3. 教育研究の推進

大学本体や同じ附属学校である附属小学校と連携しながら、教育理論と実践に関する研究活動を積極的に行っています。特に幼稚園ならではの視点からの研究や、新しい教育方法の実践に取り組み、その成果を広く発信しています。これは、地域の幼児教育の質の向上に貢献し、より良い教育のあり方を探求するという使命に基づいています。

このように、上越教育大学附属幼稚園は、子どもたちの成長を支える教育の場であると同時に、将来の教育者を育成し、そして教育そのものを探求・発展させていくための研究機関としての側面も持っています。

関連情報

上越教育大学
* 上越教育大学附属幼稚園

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