上辻佑実

上辻 佑実: サッカー選手の軌跡

上辻佑実（うえつじ ゆみ）は1987年11月30日、大阪府吹田市に生まれた女子サッカー選手で、現在は台湾の高雄AttackersFCでミッドフィールダーとしてプレーしています。彼女のサッカーキャリアは、ユース時代から始まり、その後数々のクラブチームで活躍してきました。

ユース時代

彼女は大阪府立鳥飼高校を卒業後、朱雀FCを経て、スペランツァFC大阪高槻の下部組織であるラガッツァFC高槻スペランツァに加入しました。その後の2003年と2004年度にはトップチームであるスペランツァFC高槻に出場経験を見せます。2005年には、ラガッツァから分離したFCヴィートリアへと移籍し、新たな挑戦を始めました。

シニアキャリア

2006年、上辻は東京電力女子サッカー部マリーゼに移籍します。しかし、2011年には東日本大震災の影響で、チームが活動を自粛する事態となりました。その後、同年5月にアルビレックス新潟レディースへの移籍が発表され、そこで彼女のサッカーキャリアは再び軌道に乗ります。

2012年には全日本女子サッカー選手権大会決勝に出場し、INAC神戸レオネッサに敗れましたが、その後もベガルタ仙台レディースに移籍し、2013年にはチームMVPに選ばれるなど活躍しました。

さらに、2015年に日テレ・ベレーザへ移籍し、同年7月にはリーグ戦での200試合出場を達成しました。以降もコンスタントに出場機会を得ており、2019年にはちふれASエルフェン埼玉に移籍しました。

国際舞台での活躍

代表キャリアでも彼女は重要な役割を果たしています。2012年にフル代表のキャップを刻み、2015年にはアルガルヴェカップやEAFF女子東アジアカップでの出場経験があります。特にチームでの存在感は大きく、同年には背番号16での出場が注目されました。

人物像

上辻は同年代の阪口瑞穂や鮫島彩との親交が深く、そのシャイな性格が特徴的です。また、彼女はサッカーにおいてセットプレーの名手として知られ、利き足は右ですが、左足でも高精度のパスが可能です。好物はチョコレートとされ、プライベートでは非常に穏やかな性格です。

現在の活動

2021年から2022シーズンは大宮アルディージャVENTUSに在籍し、その後2024年には台湾の高雄AttackersFCへと移籍しました。彼女の背番号は17番で、新たな舞台での挑戦が期待されています。

上辻佑実はその技術力とチーム内での信頼感を持ちながら、これからもサッカー界での成功を求めて挑戦を続けています。彼女の今後の活躍にも注目が集まっています。

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