上野フロンティアタワー

上野フロンティアタワー：上野の新たなランドマーク

2017年11月4日、東京都台東区上野に開業した上野フロンティアタワーは、旧松坂屋上野店南館跡地に建設された地上22階建ての複合施設です。開発・運営は大丸松坂屋百貨店（J.フロント リテイリング）、建設は大手ゼネコンの竹中工務店が担当しました。

多様な機能が集積する複合施設

本施設は、百貨店、ファッション専門店、シネマコンプレックス、オフィスフロアという多様な機能を備えています。地下1階には松坂屋上野店の婦人靴売り場が移転し、地域情報の発信拠点となる「上野が、すき。ステーション」も設置されています。1階から6階までは、パルコが手がけるファッション専門店ゾーン「PARCO_ya上野」が入居。44年ぶりの東京23区内新規出店となるこのゾーンは、「ちょっと上の、おとなの、パルコ。」をキャッチフレーズに、68店舗が展開し、そのうち52店舗は上野地区初出店です。

7階から10階には、上野地区で14年ぶりとなるTOHOシネマズ上野が位置し、最新の設備を備えた1424席のシネマコンプレックスとして、映画ファンを魅了しています。全スクリーンに「ヴィヴ・オーディオスピーカー」が導入され、特に秋葉原へのアクセスも良好な立地から、アニメ作品の上映にも力を入れています。

12階から22階はオフィスフロアとなっており、複数の大企業が本社や支社を構えています。南側に配置されたコアと、一般的なアルミサッシの使用により、快適なオフィス環境を実現。上野公園を含む素晴らしい眺望も魅力です。

地域連携による活性化への貢献

上野フロンティアタワーは、単なる商業施設にとどまらず、地域活性化にも大きく貢献しています。上野松坂屋本館、パークプレイス24（駐車場棟）とは地下1階、3階、6階で連絡通路で繋がっていて、周辺施設との連携を強化することで、一体的な街づくりを推進しています。さらに、同施設と上野松坂屋本館、周辺施設を「シタマチ・フロント」と位置づけ、周辺コミュニティとの連携を通じて「新しい下町文化」の創出を目指しています。

アクセス

上野フロンティアタワーへのアクセスは非常に良好です。東京メトロ銀座線・都営地下鉄大江戸線の上野広小路駅からは徒歩1分、JR山手線・京浜東北線の御徒町駅からは徒歩3分と、公共交通機関を利用して容易にアクセスできます。

まとめ

上野フロンティアタワーは、商業施設、エンターテインメント、オフィスという多様な機能を融合させた複合施設として、上野エリアの活性化に大きく貢献しています。その洗練されたデザイン、充実した設備、そして地域との連携は、新たな時代のランドマークとして、多くの人々に支持されています。今後の発展にも期待がかかります。

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