上野翔太郎

上野翔太郎のプロフィール

上野翔太郎（うえの しょうたろう）は、1997年6月30日生まれ、愛知県名古屋市出身の元社会人野球選手です。主に投手として活躍し、高校から大学、そして社会人野球までを経て一時代を築きました。

経歴

上野は名古屋市立弥富小学校の1年生から野球を始め、その後、5年生途中まで「少年瑞穂」、その後の6年生まで「富士シャーク」でプレーしました。中学校では名古屋市立萩山中学校に通い、「愛知西シニア」というチームで技術を磨きました。

その後、中京大中京高校に入学し、入学早々からベンチに入りました。高校3年生の甲子園ではエースとしてチームを牽引し、2試合を完投。その結果、チームをベスト16に導く大活躍を見せました。この時、彼の対戦相手には中学時代のチームメイトであり、後に駒澤大学でも共にプレーした鈴木大智が存在しており、その対決は多くの注目を浴びました。

甲子園閉幕後、上野はU-18高校日本代表としても活躍し、世界大会で18イニングを無失点という素晴らしい記録を残しました。これにより、彼は2015年のドラフト上位候補として注目を集めましたが、晴れて駒澤大学への進学を決定しました。

大学に入学すると、1年生の春から東都大学野球2部リーグに出場。しかし、右肩の怪我に悩まされ、さらには自身の不調からなかなか結果を出すことができませんでした。4年生の秋には、ついにリーグ戦初勝利を手にすることができました。

大学卒業後は、三菱日立パワーシステムズ硬式野球部、現在の三菱重工East硬式野球部に入団。その後、2021年のシーズンオフに現役引退を発表しました。引退後は、社業に専念する道を選びました。

選手としての特徴

上野は、非常に優れた制球力を持つ投手で、それについて江川卓は「プロでも1年目から活躍できるほどのコントロール」と評価しました。彼の技術を桑田真澄に例えられるほどのものであり、その正確さには定評があります。

投球スタイルとしては、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボールなどの変化球を使用しつつ、最速149kmのストレートを駆使します。このストレートは打者の手元で伸びるため、打者を翻弄する技巧派の面も持ち合わせています。さらには「ストレートで空振りを取れるピッチャー」と称される等、彼の投球は多くの野球ファンに印象を残していることでしょう。

上野翔太郎は、野球界において確かな足跡を残した選手として知られ、その活躍や特徴は今後も語り継がれるでしょう。

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