上野運動公園競技場

上野運動公園競技場

上野運動公園競技場は、三重県伊賀市にある陸上競技場で、球技場としても利用されています。伊賀市がその所有権を持っており、管理と運営は財団法人伊賀市文化都市協会が行っています。競技場は地域のスポーツ活動の中心地となっており、その利用は多岐にわたります。

概要

この競技場は、2000年に改修工事が実施され、2002 FIFAワールドカップを前に、南アフリカ代表チームのプレキャンプ地としての役割を果たしました。また、女子サッカーリーグのなでしこリーグに所属する伊賀FCくノ一三重のホームグラウンドでもあり、2013年にはなでしこリーグの試合に対応するための改修が完了しました。競技場を本拠地としていたJFLのアトレチコ鈴鹿クラブによるホームゲームも、現在に至るまで一部行われています。過去には、ヴィアティン三重やレイラック滋賀FCがここでホームゲームを開催していたこともあります。

施設情報

上野運動公園競技場の所在地は、三重県伊賀市小田町470です。この競技場の特徴として、400メートルトラック（8レーン、土）や、105メートル×68メートルのサッカーピッチが備わっています。観客席の数は3,537席で、内訳はスタンド席が2,008席、芝生席が1,529席となっています。競技場内には本部席や会議室、放送室、更衣室、シャワーも設けられており、合わせて120台分の駐車場も完備されています。

主な開催競技

この競技場では、陸上競技や伊賀市陸上競技大会、伊賀地区陸上競技選手権が開催されるほか、サッカーのなでしこリーグ（伊賀FCくノ一三重のホームゲーム）や、JFL（アトレチコ鈴鹿クラブのホームゲーム）なども行われています。これにより、地域住民にスポーツを身近に感じてもらえる場を提供しています。

上野運動公園内のその他施設

上野運動公園内には、競技場だけでなく様々なスポーツ施設も整っています。例えば、運動公園管理事務所や会議室を持つスポーツセンター、天然芝で作られた野球場（両翼104メートル、センター125メートル）があり、スタンドは9,000人を収容可能です。また、公認50メートルプールや、7コースの25メートルプール、幼児用プールも完備されています。テニスコートは砂入り人工芝の6面があり、照明設備も整っています。さらに、アリーナ体育館があり、バレーボールコートが2面設置でき、480人までの観客席があります。柔剣道場や弓道場を持つ伊賀上野武道館もあり、地域の多様なスポーツ需要に応えています。

アクセス情報

自動車の場合、名古屋方面からは名阪国道「伊賀一之宮インターチェンジ」から西へ10分、大阪方面からは「上野東インターチェンジ」から北へ10分で到着できます。公共交通機関では、JR「伊賀上野駅」から南へ徒歩15分、または伊賀上野駅から三重交通バスで「水源池前」下車が便利です。伊賀鉄道利用の場合、上野市駅からバスで「市営球場前」までアクセス可能です。近鉄桔梗が丘駅や名張駅からも三重交通のバスを利用して「市営球場前」に下車できます。

このように、上野運動公園競技場は、多彩な運動を楽しむための施設が揃い、地域のスポーツ振興のために重要な役割を担っています。

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