下総国の式内社一覧

下総国の式内社一覧

下総国の式内社一覧は、平安時代中期に編纂された『延喜式』の巻九と巻十に収録されている「神名帳」に記載された神社、いわゆる「式内社」と、その論社をまとめたものです。

式内社とは

式内社とは、『延喜式神名帳』に記載されている神社のことを指します。この神名帳は、当時の朝廷が重要と認めた神社を一覧にしたもので、全国の神社が格付けされ、祭祀を行う上での基準とされました。式内社に記載されている神社は、朝廷から特別な保護を受けていたと考えられます。

下総国には、以下の式内社が記録されています。

大社（名神大社）：1座1社
小社：10座10社

合計で11座11社が、下総国の式内社として登録されています。

式外社について

『延喜式神名帳』に記載されていないものの、当時に存在していた神社を「式外社」といいます。これらの神社は、神名帳編纂の際に何らかの理由で記載が見送られたと考えられます。式外社は、必ずしも重要度が低かったわけではなく、地域によっては式内社と同等、またはそれ以上の信仰を集めていた可能性もあります。

参考資料

この一覧を作成するにあたり、以下の資料を参考にしました。

皇典講究所・全国神職会校訂『延喜式 上巻』（大岡山書店、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション
『延喜式 第2』（日本古典全集刊行会、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション

これらの資料は、神名帳の原文を理解し、式内社に関する情報を収集する上で重要な役割を果たしています。

外部リンク

より詳細な情報や最新の研究成果については、以下の外部サイトも参照ください。

* 下総国 式内社11座 - 國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」


この資料を通じて、下総国の古代における神社信仰の一端を知ることができます。各神社の歴史や祭神についてさらに深く掘り下げることで、古代日本の文化や信仰に対する理解を深めることができるでしょう。

もう一度検索