不動産適正取引推進機構

一般財団法人不動産適正取引推進機構（RETIO）について

一般財団法人不動産適正取引推進機構（通称RETIO）は、不動産取引の健全化を目的とした法人です。不動産取引に関する紛争を未然に防ぎ、円滑な取引を促進するための様々な活動を行っています。

概要

• - 正式名称: 一般財団法人不動産適正取引推進機構（Real Estate Transaction Improvement Organization）
• - 略称: RETIO
• - 所在地: 東京都港区虎ノ門3丁目8番21号 第33森ビル3階
• - 会長: 中田裕康
• - 理事長: 青木由行
• - 設立: 1984年4月12日
• - 所管: 元国土交通省

事業内容

RETIOは、不動産取引に関する以下の様な事業を行っています。

不動産取引紛争の未然防止および処理

RETIOの主要な事業の一つが、不動産取引における紛争の未然防止と、発生してしまった紛争の解決支援です。具体的な活動としては、以下のようなものがあります。

紛争事例の研究: 過去の紛争事例を分析し、紛争の原因や類型を把握することで、未然防止策の検討に役立てています。
情報提供: 不動産取引に関する様々な情報を、消費者や事業者に向けて提供しています。これにより、トラブルを未然に防ぐための知識や注意点を啓発しています。
* 相談窓口の紹介: 紛争が発生した場合に、適切な相談窓口を紹介することで、早期解決を支援しています。

ただし、RETIO自体が直接紛争処理を行うわけではありません。都道府県や業界団体で解決が困難な場合に、その支援を行うという立場をとっています。そのため、個人が直接RETIOに紛争解決を依頼することはできません。

宅地建物取引士試験の事務

RETIOは、宅地建物取引士（宅建士）試験の事務を各都道府県知事から受託しています。具体的には、試験の実施、試験問題の作成、合格者の決定など、試験運営に関わる業務全般を担当しています。宅建士は不動産取引の専門家であり、その質の確保は不動産取引の健全化に不可欠です。

RETIOは、試験の公平性・公正性を確保し、質の高い宅建士の育成に貢献しています。

その他の活動

RETIOは、上記以外にも、不動産取引に関する様々な研究や調査、研修事業などを行っています。これらの活動を通じて、不動産取引の適正化、円滑化、消費者保護に貢献しています。

RETIOの役割

RETIOは、不動産取引における紛争の未然防止、宅建士の質の向上を通じて、不動産取引の健全な発展に不可欠な役割を果たしています。消費者が安心して不動産取引を行えるよう、今後もより一層の活動が期待されています。

外部リンク

一般財団法人不動産適正取引推進機構

もう一度検索