世の中面白研究所

『世の中面白研究所』のご紹介

『世の中面白研究所』は、2008年3月31日から2015年3月23日まで、NHKラジオ第1放送およびNHKワールド・ラジオ日本で放送された情報番組です。初回のパイロット版は2008年2月11日に放送され、以降7年間にわたり、幅広いトピックを取り上げてきました。

番組の目的

この番組は、日常生活で感じる疑問や知りたいことに焦点を当てており、現場レポートを通じてそれらを解明していくというスタイルを採用しています。リスナーが抱える様々な疑問に対して、実践的な情報を提供することで、より深い理解を促すことを目指していました。

司会と出演者

番組の顔である司会者は、小堺一機（研究所長）で、彼のもとには副所長の森山春香（NHKアナウンサー）が進行役として参加していました。さらに現場から情報を届ける「研究員」と呼ばれるリポーターたちは、様々なタレントや俳優が交代で担当しました。特に、くどうみやこは「非常勤研究員」としてほぼ毎週登場し、トレンドを紹介したり、流行の食べ物やカルチャーをレポートしていました。

出演者の中には、初代副所長の青木裕子（2010年3月22日まで）や2代目副所長の山本志保（2013年3月25日まで）もおり、彼らの活躍も番組を支える要素となっていました。

放送時間と構成

番組は毎週月曜日の20:05から20:55まで放送され、実際には『ふれあいラジオパーティ』から受け継いだ形でスタートしました。

番組の構成は、大きく前半と後半に分かれています。前半では、リポーターによるレポートが行われ、取材テープを元にしてトークが繰り広げられます。この部分では、特に首都圏や時には大阪や名古屋の話題が取り上げられることが多く、全国各地で流行しているものに焦点を当てることは少なくなっています。

後半では、エンディング前に複数のミニコーナーが放送されます。「世の中面白研究準備室」では、リスナーからの投稿を通じて、流行の兆しがある食べ物や商品、カルチャーが紹介され、くどうが解説に加わることもありました。また、「世の中面白試食室」では、くどうが持ち込んだ最新のフードを小堺が試食し、評価を行うコーナーも人気を博していました。さらには、「面白アンテナ」というコーナーでは、小堺が興味を持っているトピックについてショートトークを行っていました。

2012年3月までは音楽が流れる時間があり、20:30から2分間ニュースを放送していましたが、2012年4月以降はその形式が廃止され、より内容に集中した構成へと変更されました。

番組の終了

『世の中面白研究所』は、さまざまな議題をしっかりと掘り下げてきたものの、2015年3月23日にその幕を閉じました。この7年間の放送において、多くのリスナーに愛されたこの番組は、多様な視点から情報を提供し、世の中の面白い側面を掘り起こす取り組みを展開していきました。

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