世界の常識・非常識!

世界の常識・非常識!

『世界の常識・非常識！』は、フジテレビが制作したクイズ番組で、1990年4月から1991年11月までの約1年半に渡り、毎週日曜日の夜に放送されました。主にさまざまな職業や世界の治安に関する知識をテーマにした内容で、エンターテイメント性も高い番組でした。出演者たちがチーム分けされ、対戦形式でクイズに挑むスタイルが特徴的でした。

番組の構成

番組は初期の頃には、2つのチームに分かれ、全5問の書き問題が出題されていました。各問題の正解に対して基本的に10点が付与され、特にチームキャプテンと同じ答えを導いた解答者同士に「ペアリング」が組まれると、20点が加算される仕組みでした。最終問題では得点が倍増し、全員で相談して解答を決めることができ、「パーフェクト賞」として特別な空港券が贈呈される制度もありました。

番組の後期には、オープニングクイズが導入され、各解答者が2択の「常識ダウトクイズ」に答え、その後に書き問題が続くスタイルが採用されました。書き問題ではチーム全員が相談しながら答えを決定したり、個別に答えを提出する形式がありました。これにより、通常のプレイよりもより戦略的な要素が加わりました。

特別な企画とゲスト

番組後半では逆転クイズも実施され、他のゲスト解答者との競り合いが楽しめました。逆転クイズでは、正解チームが次の問題の先攻権を得たり、得点が失敗するごとに減少していくスリリングな要素が視聴者を引き込むポイントでした。

出演者

番組では、司会は逸見政孝が担当し、アシスタントには有賀さつきが起用されていました。解答者たちは各チームに分かれ、大島渚がキャプテンを務めたチームには酒井法子や村野武範も参加。加納典明がキャプテンを務めるチームには、浜田雅功と松本人志（ダウンタウン）が名を連ね、特に彼らの活躍は後の人気番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』へと繋がっていきました。また、和田アキ子がリーダーを務めるチームにも様々なゲストが参加し、バラエティ豊かな構成が視聴者を魅了しました。

制作と放送

番組はフジテレビ制作で、当時のスタッフたちの努力もあり、高い番組クオリティを維持。数々の技術プロデューサーや演出家が名を連ね、特に音楽やビジュアル面でも工夫が凝らされたようです。制作協力の元、視聴者にとって忘れがたいコンテンツとなりました。

番組の放送は1990年4月から1991年11月3日まで続き、当時の人々に愛され多くの支持を得たコンテンツとして、今でもその名前は語り継がれています。

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