世界キューブ協会

世界キューブ協会（WCA）

世界キューブ協会（World Cube Association、略称WCA）は、ルービックキューブをはじめとする各種パズル競技を推進することを目的とした非営利団体です。この団体は、参加者がより楽しむための公正で公平な環境を提供することを理念に掲げており、世界中で多くの大会を開催することに努めています。

沿革

WCAは2004年にロン・ファン・ブルーシェムとタイソン・マオによって設立されました。以降、団体は急成長を遂げ、世界中のキューブ愛好者たちに支持されています。

組織構成

WCAは、さまざまなチームや委員会によって運営されています。各チームにはリーダーが1名設けられ、その下には上級メンバーやコミュニティメンバーが所属しています。

理事

理事会はWCAの重要な意思決定機関であり、以下のようなメンバーで構成されています：

• - 理事長・議長: Bob Burton（アメリカ）
• - 副議長・秘書官: Ethan Pride（オーストラリア）
• - 副議長: Chris Wright（イギリス）
• - 副議長: Henrik Buus Aagaard（デンマーク）
• - 経理: James Molloy（イギリス）

チーム

WCAには、様々な役割を持つチームがあります。

• - コミュニケーションチーム（WCT）: 12名から構成。
• - 大会告知チーム（WCAT）: 9名。イベントの承認や告知を担当。
• - 運営補佐チーム（WEAT）: 負担軽減を目的としたサポートチーム。
• - マーケティングチーム（WMT）: 広報や宣伝活動を行う。
• - 競技結果チーム（WRT）: 大会の成績を記録・管理。
• - ソフトウェアチーム（WST）: IT関連業務を担当。

委員会

さまざまな委員会も設立されており、その役割には次のようなものがあります：

• - 懲罰委員会（WDC）: 9名。大会規則違反の取り締まり。
• - 情報保護委員会（WDPC）: 3名。データ保護に関する業務。
• - 倫理委員会（WEC）: 6名。倫理的なガイドラインの遵守を確認。
• - 財務委員会（WFC）: 2名。予算と会計を管理。
• - 品質保証委員会（WQAC）: 商品やサービスの品質を監視。
• - 規則委員会（WRC）: 8名。大会規則の制定と改正を担当。
• - 協議会（WAC）: さまざまな議題を検討。

WCA代理人

WCA代理人は各地でのWCA公式大会の運営を担当し、WCAの目的や大会規則に則った実施を確認する役割を担っています。各地域には上級代理人が1名おり、他にも代理人や候補者が参加しています。

公式競技

WCAでは、公式に記録される競技がいくつかあり、以下のように分類されています：

• - 3×3×3 キューブ
• - 2×2×2 キューブ
• - 4×4×4 キューブ
• - 5×5×5 キューブ
• - 6×6×6 キューブ
• - 7×7×7 キューブ
• - 3×3×3 目隠し
• - 3×3×3 最少手数
• - 3×3×3 片手
• - クロック
• - メガミンクス
• - ピラミンクス
• - スキューブ
• - スクエア 1
• - 4×4×4 目隠し
• - 5×5×5 目隠し
• - 3×3×3 複数目隠し

地域団体

WCAに認定されている地域団体もあり、世界各地のキューブ文化の発展に寄与しています。

WCAは、ボランティアベースで運営され、多くの愛好者によって支えられ、キューブ競技の普及に向けて引き続き奮闘しています。

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