世界スノーボード連盟

世界スノーボード連盟（WSF）は、スノーボードのオリジナリティと文化を尊重し、その成長と促進を目的として設立された国際競技連盟です。パイオニアやプロスノーボーダーたちが中心となり、スノーボード独自の精神に基づいた活動を展開しています。

概要

2002年6月に国際スノーボード連盟が解散した後、その必要性を感じた各国が中心となり、新たな国際競技連盟としてWSFが誕生しました。設立には、ノルウェーと日本が主導的な役割を果たし、オーストリア、カナダ、チェコ、ドイツ、イギリス、イタリア、韓国、ニュージーランド、ロシア、スロベニア、スペイン、アメリカなど、各国のスノーボード協会が参加しました。

WSFの本部は、チェコの首都プラハに置かれています。

オリンピックにおけるスノーボード競技は、国際スキー・スノーボード連盟（FIS）が管轄しており、WSFは直接的な関与はありません。

沿革

2002年8月10日：ドイツ・ミュンヘンで発足し、チェコ共和国で法人化。

歴代会長

Steinar Arvensen （2002年～）
Gunnar Tveit
Marco Sampaoli
Dominic Kuhn （2023年～）

大会

WSFは、TTRワールドスノーボードツアーと連携し、ツアーを共同で開催しています。また、2012年からは4年に一度、世界選手権（World Snowboarding Championships）を開催しています。

World Snowboarding Championships 2012
Corona World Championships of Snowboarding 2016

組織

総会は、各国協会の代表とWSFのライダーによって構成されています。

理事会は、会長、副会長、財務担当者、投票権のない有給CEO、および最大3名の理事で構成され、最大7名で構成されます。

会員は、各国協会とその構成会員で構成されます。各国協会の会員やプロ団体も、各国協会の構成会員となることができます。その他、構成会員や名誉会員も存在します。

地域ごとの区分として、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、南半球にエリア分けされています。

各地域の協会

ヨーロッパ

新オーストリアスノーボード協会（NASA）
ベルギースノーボード連盟（BSF）
チェコスノーボード協会（ACS）
フィンランドスノーボード協会（Finnish Snowboard Association）
フランススノーボード協会（French Snowboard Association）
イタリアスノーボード連盟（FSI）
ノルウェイスノーボード連盟（SB）
イギリススキー＆スノーボード連盟（BSSF）
スウェーデンスキー協会
その他、ドイツ、カザフスタン、キルギスタン、ラトビア、オランダ、ポーランド、ロシア、スロバキアスノーボード協会（SAS）、スペイン、スイス、トルコ、ウクライナ

北アメリカ

カナダスノーボード連盟（CSF）
アメリカスノーボード協会（USASA）

アジア

日本スノーボード協会（JSBA）
韓国スノーボード協会（KSBA）

南半球

オーストラリア

関連項目

TTRワールドスノーボードツアー

外部リンク

世界スノーボード連盟

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