世界バラ会議

世界バラ会議とは

世界バラ会議（World Rose Convention）は、世界バラ会連合（World Federation of Rose Societies）が主催する、バラをテーマとした国際的な会議です。世界40の国と地域のバラ会が加盟しており、3年に一度、世界各地で開催されます。

会議では、バラに関する最新の研究発表や、バラ栽培技術の共有、そして何よりも、世界中で愛されているバラの新品種の発表などが行われます。特に注目されるのは、「バラの殿堂」（Rose Hall of Fame）です。これは、世界的に優れたバラを顕彰する制度で、会議ごとに選ばれたバラが「殿堂入り品種」として登録されます。

歴史

世界バラ会議は、開催ごとに「世界バラ会議〇〇大会」という名称で呼ばれます。〇〇の部分には、開催都市名が入ります。2006年には、アジアで初めてとなる第14回大会が大阪市で開催され、大きな注目を集めました。また、2025年には、第20回大会が広島県福山市で開催される予定です。このように、世界バラ会議は、歴史を重ねるごとに、バラ文化の発展に貢献しています。

バラの殿堂

世界バラ会議の重要なイベントの一つが、「バラの殿堂」選出です。これは、世界的に優れたバラを顕彰する制度で、特にモダンローズの中から選ばれます。選出されたバラは、「殿堂入り品種」として登録され、その栄誉が称えられます。また、これとは別に、「殿堂入りオールドローズ品種」も選定されており、歴史的なバラの価値も大切にしています。

その他の情報

世界バラ会議は、バラ愛好家にとって、最新の情報を得るだけでなく、世界中の仲間と交流する貴重な機会です。会議では、バラの展示会や、ガーデニングに関するワークショップなども開催され、バラの魅力を様々な角度から楽しむことができます。世界バラ会議は、単なる会議にとどまらず、バラ文化の発展と普及に貢献する重要な役割を果たしています。

脚注

世界バラ会連合（World Federation of Rose Societies）は、世界中のバラ会を統括する組織です。
殿堂入り品種は、世界バラ会議によって選出された、特に優れたバラのことです。
優秀庭園賞や文学賞など、バラに関する様々な賞も、世界バラ会議に関連して設けられています。

関連項目

バラ

外部リンク

世界バラ会連合（英語）
バラの殿堂

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