中国 后醍醐
『中国 后醍醐』は、
ゴダイゴの2枚目のライブアルバムで、
1980年12月25日にリリースされました。このアルバムには、
1980年10月23日と24日に
天津市で開催された『第一回中日友好音楽祭』での
ゴダイゴのパフォーマンスが収録されています。発売当初、この作品のLPの帯には「ライヴ・イン・チャイナ
ゴダイゴ ロックが中国に入った日。一九八〇年十月廿三日 一億人がロックに包まれた」という印象的なコピーが掲載されていました。これは、
ゴダイゴの音楽が多くの人々に受け入れられ、中国の地で新しい風を吹き込んだという意味を表しています。
収録曲について
1. THE BIRTH OF THE ODYSSEY(ザ・バース・オヴ・ジ・オデッセイ)
- - 作曲: ミッキー吉野
- - 解説: アルバムのオープニングを飾る曲。壮大な序曲としてライブのスタートを盛り上げます。
2. STEPPIN' INTO YOUR WORLD(ステッピン・イントゥ・ユア・ワールド)
- - 作詞: 奈良橋陽子
- - 作曲: ミッキー吉野
- - 解説: 冒険的なテーマを持つ曲で、英語で全て詞が構成されています。
3. MONKEY MAGIC(モンキー・マジック)
4. NAMASTE(ナマステ)
- - 作詞: 奈良橋陽子
- - 作曲: タケカワユキヒデ
- - 解説: シングル『ナマステ』のB面としてリリースされた英語バージョンです。
5. A PROMISE IN TIANJIN(ニーハオ・天津)
- - 作詞: 奈良橋陽子
- - 作曲: タケカワユキヒデ
- - 解説: 天津公演のために特別に作られた曲で、英語と中国語の要素を持ちます。
6. PORTOPIA(ポートピア)
- - 作詞: 奈良橋陽子、伊藤アキラ、百田直裕
- - 作曲: タケカワユキヒデ
- - 解説: 日本語詞を中心にした曲で、特にスタジオ録音盤にはない部分を披露しています。
- - 作詞: 奈良橋陽子、伊藤アキラ
- - 作曲: タケカワユキヒデ
- - 解説: 初めの部分は中国語で、観客と共に歌い上げる場面が印象的です。
8. KATHMANDU(カトマンズ)
9. WAVE GOOD-BYE(ウェイヴ・グッド・バイ)
10. CELEBRATION(セレブレイション)
未収録曲について
アルバムには収録されていないものの、現地のライブでは『GANDHARA(ガンダーラ)』や『THE ROAD OF SILK AND SPICE(シルク・アンド・スパイス)』、『POMP AND CIRGUMSTANCES(組曲:威風堂々)』、『HAPPINESS(ハピネス)』などの曲も演奏されました。
まとめ
『中国 后醍醐』は、当時の日本のロックが中国に浸透した歴史的な瞬間を記録した作品です。
ゴダイゴの卓越したパフォーマンスや楽曲の多様性を通じて、ロック文化の交流を感じることができる貴重なアルバムと言えるでしょう。