中塚勝人

中塚勝人

中塚勝人（なかつか かつと）氏は、1941年2月2日生まれの日本の資源開発工学者です。東北大学名誉教授であり、同大学の副総長や、物理探査学会の副会長、日本工学教育協会の副会長など、多くの要職を歴任しました。

人物・経歴

長野県に生まれた中塚氏は、1959年に長野県飯田高等学校を卒業後、1964年に東北大学工学部鉱山学工学科を卒業しました。その後、1966年に東北大学大学院工学研究科鉱山学専攻修士課程を修了し、東北大学工学部の助手としてキャリアをスタートさせました。1974年には東北大学で工学博士号を取得、1976年に同大学工学部の講師に就任、その後、1978年に助教授、1987年には教授へと昇進しました。

中塚氏は、1992年に紛体粉末冶金協会の理事、1993年に資源・素材学会の理事に就任。1994年からは東北大学の評議員も務めました。1996年には東北大学国際交流会館の副館長、宮城県自然環境保全審議会の委員を兼任しました。1997年には物理探査学会の副会長に就任し、1999年には東北大学アドミッションセンター長に就任しました。2000年には東北大学大学院工学研究科長・工学部長、東北大学未来科学技術共同研究センター長、東北工学教育協会会長、日本工学教育協会副会長を歴任しました。2002年には東北大学副総長、日本工学アカデミー理事、科学技術振興機構イノベーションプラザ宮城総館長に就任。2003年には経済産業省産業構造審議会の臨時委員も務めました。2005年に東北大学名誉教授となり、2009年にはテクノプラザみやぎの代表取締役、フェローテックの取締役を務め、みやぎ産業振興機構の理事長としても活躍しました。

受賞歴

中塚氏の研究業績は高く評価されており、数々の賞を受賞しています。

1979年：日本鉱業会賞奨励賞
1983年：日本鉱業会賞論文賞
1986年：日本地熱学会論文賞
1990年：日本素材物性学会賞
1994年：日本機械学会東北支部技術奨励賞
2001年：GRC Best poster Award
2002年：紛体粉末冶金協会研究功績賞
2003年：物理探査学会功労賞

中塚勝人氏は、資源開発工学の分野における研究と教育に尽力し、日本の科学技術の発展に大きく貢献した人物と言えるでしょう。

もう一度検索