中央区立久松小学校

中央区立久松小学校

中央区立久松小学校（ちゅうおうくりつ ひさまつしょうがっこう）は、東京都中央区の日本橋久松町に位置する公立の小学校です。この学校は、1873年に創立されて以来、125年以上にわたり地域の教育に貢献してきました。2023年には創立150周年を迎え、これを記念する式典が2022年に行われました。

沿革

久松小学校の起源は、1873年3月9日に設立された第一大学区第一中学区二番小学にさかのぼります。開校式は同年7月に行われ、生徒数は70名ほどでした。その後、1885年には「日本橋区公立久松尋常小学校」と改名され、1902年には本校の記念日が3月9日として定められるなど、少しずつ名称や制度が整えられていきました。

1923年には、関東大震災により校舎が全焼するという痛手を受けましたが、これを乗り越えて1924年には仮校舎ができるなどし、1929年には新たな校舎が完成します。その後、戦争や災害を経て、学校は再建され続け、1947年には現在の名称である「中央区立久松小学校」へと改称しました。

1963年には創立90周年記念式典が行われ、1973年には新校舎が完成し、創立100周年を祝う式典が行われました。その後も、数々の記念イベントを通じて地域社会と深い結びつきを持ち続けています。特に、開校150周年記念式典には秋篠宮親王ご夫妻が出席し、歴史ある学び舎としての地位を確固たるものにしました。

通学区域と進学先

久松小学校の通学区域は、日本橋馬喰町、日本橋横山町、東日本橋、日本橋久松町、日本橋浜町1丁目、2丁目など、周囲の地域に広がっています。この地域の生徒は、中央区立日本橋中学校や銀座中学校などの公立中学校に進学します。また、私立中学校に進む生徒も多く見られます。

教育方針と特色

久松小学校は、地域の伝統を重んじつつ、現代の教育方法にも柔軟に対応しています。学校内には自然環境に配慮した設備が整えられ、緑化やビオトープも設置されています。さらに、教育プログラムでは、コミュニティとの連携を深める活動が盛んに行われ、生徒たちは地域と共に成長しています。

また、校内には久松幼稚園もあり、同じ建物内での進級が可能なため、小学校から中学校へのスムーズなつながりが促進されます。

行事と地域社会との関わり

久松小学校では、様々な行事が計画されており、地域社会との密接な交流が大切にされています。運動会や文化年度のイベントが毎年開催され、地域住民も参加できる機会が設けられています。これによって、学校と地域が一体となり、相互に支え合う関係が築かれています。

まとめ

中央区立久松小学校は、アカデミックな教育だけでなく、地域とのつながりや伝統の尊重を重視した学び舎です。創立150年を超えた歴史の中で築いてきたコミュニティとの絆は、これからも大切にされ続けるでしょう。今後の発展にも期待が寄せられています。

もう一度検索