中小企業政策審議会

中小企業政策審議会について

中小企業政策審議会は、中小企業基本法（昭和38年法律第154号）第28条および中小企業庁設置法（昭和23年法律第83号）第5条の規定に基づき、経済産業省（中小企業庁）に設置されている審議会です。この審議会は、中小企業政策に関する重要な事項を調査・審議し、経済産業大臣や関係大臣に意見を述べることが主な役割です。

構成

審議会は、学識経験を有する30人以内の委員で構成されており、経済産業大臣によって任命されます。委員の任期は2年です。会長は、委員の互選によって選ばれ、2023年現在、小林健氏が務めています。省庁改革以降、歴代の会長は日本商工会議所の会頭が就任しています。

組織

審議会には、中小企業経営支援分科会と中小企業分野等調整分科会が設置されています。さらに、審議会や分科会の下には、必要に応じて小委員会を置くことができます。2021年9月現在では、以下の小委員会が設置されています。

審議会直轄：中小企業・小規模事業者基本問題小委員会、金融小委員会
中小企業経営支援分科会：共済小委員会、取引問題小委員会

審議会は、分科会の議決をもって審議会の議決とすることが可能です。

所掌事務

中小企業政策審議会は、中小企業基本法に定められた権限に基づき、以下の事項を処理します。

1. 経済産業大臣または関係各大臣の諮問に応じ、中小企業基本法の施行に関する重要事項を調査審議します。
2. 上記事項に関して、経済産業大臣または関係各大臣に意見を述べることができます。
3. 中小企業等協同組合法、中小企業支援法、小規模企業共済法、下請中小企業振興法、中小小売商業振興法、その他関連する複数の法律に基づき、その権限に属させられた事項を処理します。これには、中小企業の事業活動の機会の確保、労働力の確保、雇用機会の創出、商工会・商工会議所による小規模事業者支援、中小企業の経営強化、流通業務の効率化、ものづくり基盤技術の高度化、地域産業資源の活用、農林漁業者との連携、商店街の活性化、産業競争力強化、小規模企業振興基本法などが含まれます。

脚注

(脚注があればここに記述)

外部リンク

* 中小企業政策審議会

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