中尾美樹

中尾美樹のプロフィール

中尾美樹（なかお みき）は、1978年6月25日に長崎県長崎市で生まれた元水泳選手です。彼女は2000年に行われたシドニーオリンピックの女子200メートル背泳ぎで銅メダルを獲得しました。戸籍名は佐々木（旧姓：中尾）美樹です。

幼少期からの水泳への道

美樹のスポーツキャリアは幼少時からの水泳教室に通うことから始まりました。彼女は長崎市にあるジョーヤスイミングクラブ（後にスパジョーヤ）で訓練を重ねました。背丈は水泳選手としてはあまり高くありませんでしたが、彼女は持ち前の努力で実力をつけていきました。中学2年生の夏には、全国ジュニアオリンピックの女子200m個人メドレーで優勝し、その名を広めます。

1993年には全国中学大会で200m個人メドレーと200m背泳ぎで2冠を達成し、日本ジュニア代表の一員としてNSW選手権にも参加。中学生として200m背泳ぎで日本記録を樹立しました。

高校生からの競技人生

1994年、イトマン本校にスカウトされた中尾は、大阪での寮生活を収容しながら近畿大学附属高等学校に進学しました。1996年のアトランタオリンピックには出場し、200m背泳ぎで5位、100m背泳ぎでは8位とメダルは逃したものの、その実力を証明しました。1997年には近畿大学に進学し、1999年のユニバーシアード大会では200メートル背泳ぎで2連覇を成し遂げました。

オリンピックでの輝き

2000年、シドニーオリンピックに出場し、200メートル背泳ぎでは萩原智子選手と競り合い、2分11秒05の好タイムで銅メダルを手にしました。この成功は彼女の競技人生のハイライトとして語り継がれています。オリンピック後、中尾は自らの意志で競技生活を終えました。

引退後の活動

現在は近畿大学東大阪キャンパスで勤務しており、後輩選手たちのサポートを行っています。2001年には近畿大学水上競技部のコーチに就任し、2013年にヘッドコーチに昇進しました。2014年9月には中京大学水泳部のヘッドコーチ、佐々木祐一郎との結婚を発表し、私生活でも新たなスタートを切りました。

2015年には近畿大学水上競技部のヘッドコーチを退任し、大学も離れ、愛知県豊田市役所で新たな職務に就いています。

関連項目

• - 1996年アトランタオリンピックの日本選手団
• - 2000年シドニーオリンピックの日本選手団

参考情報

美樹は競技者としてだけでなく、コーチとしても多くの選手を育てることに情熱を注いでおり、今後の活動が期待されます。

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