中島瑞葵

中島 瑞葵 (なかしま みずき)

中島瑞葵は、福岡県出身のプロボウラーで、2004年4月22日生まれの若手選手です。彼女はJPBAの第53期生で、ライセンス番号は582であり、小嶺シティボウルに所属しています。特筆すべきは、彼女はその若さにもかかわらず、すでに永久A級ライセンスを保有している実力派の選手です。

幼少期とボウリングへの出会い

瑞葵は三人兄妹の末っ子で、兄が二人います。彼女がボウリングを始めたのは3歳の時で、幼少期からの経験が、今の卓越した技術に結びついています。特に注目すべきは、2019年にアマチュア選手として参加した宮崎プロアマオープントーナメントで、わずか14歳で総合3位タイに輝き、ベストアマチュアに選ばれたことです。この出来事が、彼女のプロボウラーとしての道を切り開くきっかけとなりました。

プロボウラーへの道

2021年に入ると、彼女は飯塚高等学校に在学中、JPBAのプロ資格取得テストに初挑戦。見事な成績を収め、プロ入りを果たしました。彼女のプロデビューは2021年6月20日のスカイAカップにおけるレディース新人戦で、初優勝を遂げました。さらに、わずか3週間後には第37回六甲クイーンズオープントーナメントでの勝利も手にし、新人選手として異例の2連続優勝を達成しました。

続々と続く成功

2020年から2021年のシーズンでは、ポイントランキングの8位に入選し、翌2022年シーズンからはトップシードに進出。その成績は安定したものとなり、2022年11月には全卸連プレゼンツJPBA☆SSSカップでの勝利により、通算3勝目を挙げることとなりました。2023年にはGlicoセブンティーンアイス杯で優勝し、さらなる勝利を重ねました。

そして、2023年の10月には、ちゃおちゃおハウス女子プロボウリングトーナメント、ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP、コカ・コーラカップにおいて3週連続の優勝を達成し、通算7勝目を挙げる快挙を成し遂げました。これらの成功は、彼女の名声を高める要因となりました。

2023年の重要な出来事

特に注目すべきは、2023年12月16日に行われた「HANDACUP」・第55回全日本女子プロボウリング選手権大会での優勝です。彼女はこの大会で史上最年少の優勝者となり、ポイント、賞金、アベレージの3冠も達成しました。この成功により、彼女は永久A級ライセンスを取得しました。

人物と特技

中島瑞葵は、父とともにキャンピングカーでの遠征を楽しむなど、家族との絆を大切にしています。体は細いながら、バックスイングが高く、非常にスピーディなボールを投げる能力を持っています。また、水泳を特技としており、ボウリングだけでなく水泳にも現在取り組んでいます。趣味は温泉巡りです。彼女の師匠は柴田英徳プロや宇山侑花プロ、岩永光博氏であり、座右の銘は「諦めない心」としています。

また、同じく小嶺シティボウルに所属しているプロボウラーの松永裕美や宇山侑花と共に「小嶺三姉妹」と称されることもあり、兄妹のような仲間関係を築いています。彼女の成長と今後の活躍に、目が離せません。

もう一度検索