中川真依

中川真依：日本の飛び込み界を彩ったトップアスリートの軌跡

中川真依さんは、1987年4月7日生まれの日本の元飛び込み選手です。石川県小松市出身で、小松市立高等学校、金沢学院大学経営情報学部スポーツビジネス学科を卒業後、同大学大学院を修了しています。

中川さんの飛び込み競技人生は中学3年、世界ジュニア選手権への初出場から始まりました。高校時代にはインターハイ、国体を2年連続で制覇するなど、早くからその才能を遺憾なく発揮しました。高校2年からは日本選手権の高飛び込みで2連覇を達成する活躍を見せますが、翌年には当時中学生だった浅田梨紗選手にその記録を阻まれます。

シンクロ高飛び込みでは、高校時代の先輩である山下美沙子選手とペアを組み、2005年世界選手権で9位、東アジア大会で銅メダルを獲得するなど、国際舞台でも活躍しました。2006年のアジア大会（ドーハ）では銀メダルを獲得。2007年の世界選手権では8位入賞を果たし、日本選手権でも山下選手とのコンビで連覇を達成しました。

2008年には、北京オリンピック出場枠獲得に貢献する活躍を見せました。北京オリンピックでは、女子高飛び込み決勝に進出し、6位入賞という素晴らしい成績を残し、オリンピック代表に内定。オリンピックでも決勝に進出し、11位という結果を残しました。

その後も活躍は続き、2010年の日本選手権では、高難度の技である後ろ宙返り3回半抱え型（207C）を成功させ、総得点373.85で自身2度目の連覇（通算5回目の優勝）を達成しました。

しかし、ロンドンオリンピックでは準決勝で敗退。続くリオデジャネイロオリンピック出場も逃し、長年患っていた腰痛も悪化したことから、2016年9月に行われた希望郷いわて国体を最後に現役を引退しました。

中川真依さんの活躍は、競技成績だけにとどまりません。NHK総合の『スポーツ大陸』や『めざせ!2020年のオリンピアン』、BS日テレの『アスリートの輝石』など、数々のテレビ番組に出演し、その経験や考えを視聴者に伝えてきました。

中川真依さんのオフィシャルブログやSNSを通して、引退後も多くのファンと交流を続けています。彼女のアスリートとしての輝かしい経歴、そしてその後の活動は、多くの後輩アスリートたちにとって大きな刺激と勇気を与え続けていると言えるでしょう。数々の国際大会での活躍やオリンピック出場経験は、日本の飛び込み界の歴史に大きな足跡を残しました。その功績は、これからも長く語り継がれることでしょう。

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