中日本高速道路名古屋支社

中日本高速道路名古屋支社について



中日本高速道路名古屋支社は、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)の支社の一つであり、旧日本道路公団(JH)中部支社の流れを汲んでいます。2007年4月1日に「中部地区支配人」から現在の名称に変更されました。主に東海地方(愛知県岐阜県三重県)と滋賀県東部、長野県南部の高速道路を管理しています。

所在地



支社は以下の場所にあります。

〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦2丁目18番19号三井住友銀行名古屋ビル

管轄路線・事業所



NEXCO中日本が管轄する高速道路・有料道路のうち、以下の地域を主に担当しています。

主な管轄エリア:
愛知県
岐阜県
三重県
滋賀県東部
長野県南部

ただし、一部路線は他の支社が管轄しています。

他支社管轄エリア:
愛知県内の東名高速道路豊川IC以東、新東名高速道路新城IC以東:東京支社
長野県内の中央自動車道伊北IC以東、長野県岐阜県にまたがる安房峠道路:八王子支社
岐阜県内の東海北陸自動車道のうち白川郷IC以北:金沢支社
滋賀県内の北陸自動車道木之本IC以北:金沢支社
滋賀県内の名神高速道路八日市IC以西、新名神高速道路甲賀土山IC以西:NEXCO西日本関西支社


高速道路管理事務所



高速道路管理事務所は、建設事業を担当する工事事務所と、保全・サービス事業を担当する保全・サービスセンターの両方の事業を担っています。これにより、道路の建設から維持管理まで一貫した体制が整えられています。

保全・サービスセンター



保全・サービスセンターは、高速道路の保全およびサービス事業を専門に担当しています。以前は「管理事務所」という名称で呼ばれていましたが、組織再編に伴い名称が変更されました。

工事事務所



過去には、以下の工事事務所が存在しましたが、担当区間の開通に伴い閉鎖されました。

清見工事事務所:東海北陸自動車道飛騨清見IC-白川郷IC間を担当(2008年閉鎖)
松阪工事事務所:紀勢自動車道紀勢大内山IC-紀伊長島IC間を担当(2013年閉鎖)
敦賀工事事務所:舞鶴若狭自動車道小浜IC-敦賀JCT間を担当(2014年閉鎖)


管轄区間の変遷



管轄区域は時代とともに変化してきました。

日本道路公団時代:
名神高速道路関ヶ原IC-八日市IC間、北陸自動車道米原JCT-木之本IC間は、JH関西支社が管轄していました。
その後、これらの区間は中部支社に移管されました。
油坂峠道路も管轄していましたが、2005年10月に国土交通省に移管され、無料開放されました。
新東名高速道路開通:
東名高速道路三ヶ日IC-豊川IC間は、2012年4月14日の新東名高速道路の開通に伴い、東京支社に移管されました。
ただし、豊川IC自体は名古屋支社の管轄のままです。

まとめ



中日本高速道路名古屋支社は、東海地方を中心とした高速道路網の維持・管理において、重要な役割を担っています。組織再編や管轄区域の変遷を経て、現在の体制に至っています。保全・サービスセンターと工事事務所が連携し、安全で快適な高速道路環境を提供しています。

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