中村修三

中村修三は、1959年1月6日生まれの元サッカー選手で、現役時代はミッドフィールダーとして活躍しました。息子の中村祐人もサッカー選手として活躍しています。

三菱重工サッカー部での活躍

1981年、中村は日本サッカーリーグ1部の三菱重工業サッカー部（現：浦和レッズ）に入団。当時の三菱は層が厚く、ポジション争いは熾烈を極めました。中村は常に先発出場とはいきませんでしたが、試合終盤での豊富な運動量と献身的なプレーは、対戦相手にとって大きな脅威でした。

1982年のリーグ最終節では、優勝を争う重要な試合で決勝点を挙げ、チームを逆転優勝に導くという大きな功績を残しました。この時の三菱には、原博実や北里さとしといった名選手が同期として在籍していました。また、1982年と1983年には、JSL選抜チームにも選出され、その実力を示しました。

引退後

引退後、中村は浦和レッズのスタッフとして長年にわたりクラブに貢献しました。広報部部長、強化部部長といった要職を歴任し、2006年から2008年、そして2018年から2019年の2度にわたりゼネラルマネージャー（GM）を務め、クラブの運営・強化に尽力しました。GM時代には、チームの強化戦略の立案や選手の獲得・育成に携わり、クラブの発展に大きく貢献しました。

2020年、中村は母校である青山学院大学のサッカー部総監督に就任し、後進の育成に力を注いでいます。自身の経験と知識を活かし、学生たちの指導にあたっています。

JSL選抜チームでの成績

1982年：1試合0得点
1983年：4試合1得点


参考文献
* 『サッカーマガジン』1983年1月号/ベースボール・マガジン社発行

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