中村浩一

中村 浩一

中村 浩一（なかむら こういち）氏は、1979年11月25日に福岡県で誕生した元プロ野球選手です。主に内野手としてプレーしました。

経歴

アマチュア時代

中村氏は福岡県の三池工業高校で野球に打ち込みました。高校3年生の夏には、県大会で4回戦まで進みましたが、そこで惜しくも敗退となりました。しかし、そのプレーは複数のプロ野球球団のスカウトから注目を集める存在でした。

高校卒業後、社会人野球チームであるローソンに入団しました。ローソンからプロ野球の世界へ進んだ選手は中村氏が初めてであり、この点は彼のキャリアにおいて特筆すべき経歴の一つと言えます。

プロ野球選手として

社会人での実績が評価され、2000年に行われたプロ野球ドラフト会議において、福岡ダイエーホークスから6位指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。背番号は「48」を与えられ、2001年から2005年までの5年間、この番号を背負ってプレーしました。

プロの世界に入り、一軍の舞台に初めて立ったのはプロ入り2年目の2002年でした。9月25日に大阪ドームで行われた対大阪近鉄バファローズとのシーズン最終戦で、6回表に川﨑宗則選手の代打として出場し、記念すべき一軍デビューを果たしました。この打席での安打はなりませんでしたが、プロの第一歩を記しました。

続く2003年シーズン、中村氏はプロ入り後初となる安打を記録します。10月3日、Yahoo! BBスタジアムで行われた対オリックス・ブルーウェーブ戦の9回表、川口知哉投手から三塁への内野安打を放ちました。これが彼にとってプロで放った唯一の安打となりました。しかし、この2003年シーズンにおける彼の一軍での出場は、この1試合に留まりました。

プロ入り後、一軍での出場機会は限られ、2002年と2003年にそれぞれ1試合ずつ出場したのみでした。その後、2004年、2005年と二軍での調整が続きましたが、再び一軍のグラウンドに立つことは叶いませんでした。そして、2005年のシーズン終了をもって、惜しまれながら現役を引退することを決断しました。

まとめ

中村浩一氏のプロ野球選手としてのキャリアは、社会人野球のローソンから初めてドラフト指名を受けて入団したという点で歴史に名を刻みました。福岡ダイエーホークスの一員として5年間プレーしましたが、一軍での出場は僅か2試合、初安打も1本という記録に留まりました。短いプロ生活ではありましたが、一軍で安打を記録した選手として、その名をプロ野球史に刻んでいます。

記録

初出場: 2002年9月25日、対大阪近鉄バファローズ26回戦（大阪ドーム）、6回表に川﨑宗則の代打として出場
初安打: 2003年10月3日、対オリックス・ブルーウェーブ27回戦（Yahoo! BBスタジアム）、9回表に川口知哉から三塁内野安打

背番号

* 48 （2001年 - 2005年）

もう一度検索