中村稔弥

中村稔弥選手のプロフィールと経歴

基本情報

中村稔弥（なかむら としや、1996年7月8日生）は長崎県佐世保市出身のプロ野球選手で、千葉ロッテマリーンズに所属しています。左投左打の投手として、地方から全国の舞台へと進化を遂げてきました。

初期の野球経験

中村選手は小学校1年生からソフトボールを始め、3年生から硬式野球を始めました。佐世保中央リトルリーグでの経験を経て、長崎海星リトルシニアに進むと、2年生の頃には日台国際野球大会に出場するなど、早くから才能を見せつけました。

高校・大学での活躍

彼は長崎県立清峰高等学校に進学し、3年生の夏には長崎大会で18奪三振という大会記録タイを達成しましたが、甲子園出場はならず。次に進んだ亜細亜大学では、2年生の春季リーグで最優秀投手とベストナインを受賞。3年次には防御率1.22を記録するなど、大学野球界でも競争力のある投手として名を馳せました。

プロ入り

中村選手は2018年のプロ野球ドラフトで千葉ロッテマリーンズから5位指名を受け、契約金4000万円、年俸800万円で入団しました。背番号は48に決まり、新たなスタートを切りました。

ロッテ時代

2019年、プロ入り初年度から頭角を現し、イースタン・リーグで6勝2敗を記録。その後、中日ドラゴンズ戦でプロ初登板を果たすも、敗戦投手となりました。しかし、フレッシュオールスターでは優秀選手賞を受賞。8月には初ホールド及び初勝利を挙げるなど、着実に成長を見せていきました。

2020年は新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなる中、先発としても結果を残し、特に無安打無得点の投球が印象的でした。2021年は主にロングリリーフとしての役割を果たし、シーズンを通して経験を蓄えました。

2022年は春季キャンプでの新型コロナ陽性を乗り越え、再び一軍での登板を果たしますが、成績は振るわず、その後の調整にも苦心しました。2023年は実力を発揮し、17試合で3勝1敗という好成績を残しています。特にCSファーストステージでの活躍が光りました。

投球スタイル

中村選手の投球スタイルは、独特のリリースポイントを持つフォームから繰り出されるストレートで、最高速度は147km/hに達します。さらに、亜大ツーシームやスライダー、カーブといった多彩な変化球も駆使し、対戦相手を翻弄します。

趣味や人柄

プライベートでは魚釣りに情熱を注いでおり、同級生の漁師の船で釣りに出かけるなど、リフレッシュの時間を大切にしています。チームメイトとのコミュニケーションも円滑で、人柄の良さがチームにとっても貴重な存在となっています。

まとめ

中村稔弥選手は、将来有望な投手として段階を経て成長し続けています。これからの活躍にも期待が寄せられる選手です。

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