中矢俊博

中矢俊博について

中矢俊博（なかや としひろ）は、1949年に福岡県北九州市小倉で生まれた日本の経済学者です。名古屋市立大学経済学部を卒業後、南山大学大学院に進学し、経済学の研究に励みました。南山大学経済学部では助手、講師、助教授を経て、1994年に教授に就任。学部長や学生部長を歴任し、教育者としても長年貢献しました。2000年には名古屋大学から博士（経済学）の学位を授与され、現在は南山大学名誉教授として活躍しています。

学歴

1973年3月：名古屋市立大学経済学部経済学科卒業
1976年3月：南山大学大学院経済学研究科博士前期課程修了（経済学修士）
1979年3月：南山大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学

職歴

1979年4月 - 1980年3月：南山大学経済学部助手
1979年4月 - 1980年3月：神戸大学大学院経済学研究科留学
1980年4月 - 1984年3月：南山大学経済学部講師
1984年4月 - 1994年3月：南山大学経済学部助教授
1986年9月 - 1988年2月：ロンドン大学大学院教育研究所留学
1989年4月 - 1989年9月：名古屋大学経済学部非常勤講師
1994年4月 - 2018年3月：南山大学経済学部教授
1999年6月 - 1999年9月：ケンブリッジ大学経済政治学部留学
2001年10月 - 2006年3月：名古屋大学工学部非常勤講師
2005年4月 - 2005年9月：名古屋大学大学院経済学研究科非常勤講師

学会役員歴

1994年6月 - 2014年5月：マルサス学会理事
2005年6月 - 2007年5月：マルサス学会会長
2011年12月 - 現在：ケインズ学会幹事

研究活動

中矢俊博は、経済学史、特にマルサス、ケインズ、スラッファといった著名な経済学者の研究に力を注いできました。その研究は、経済学の理論だけでなく、芸術や文化といった側面からも深く掘り下げられています。著書には、これらの研究成果がまとめられ、経済学の発展に大きく貢献しています。また、教育者として、経済学の面白さや奥深さを学生たちに伝え、多くの人材育成にも尽力しました。

主な著書・論文

『ケンブリッジ経済学研究－マルサス・ケインズ・スラッファ－』(1997年、同文舘出版)
『マルサス派の経済学者たち』(2000年、日本経済評論社) ※共編著
『入門書を読む前の経済学入門』(2001年、同文舘出版)
『ケインズとケンブリッジ芸術劇場－リディアとブルームベリーグループ－』(2008年、同文舘出版)
『やさしい経済学史』(2012年、日本経済評論社)
「ケインズと芸術－芸術評議会の理念－」(2013年、『南山経済研究』)
『天才経済学者たちの闘いの歴史』(2014年、同文舘出版)
「ケインズの『敗れた敵、メルヒオル博士』」(2014年、『南山経済研究』)
『イチからわかる 学びなおし経済学』(2016年、日本実業出版社)
『入門書を読む前の経済学入門』第4版 (2017年、同文舘出版)※共著
『ケインズ経済学研究-芸術家ケインズの誕生を探る-』(2018年、同文館出版)

外部リンク

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中矢俊博は、経済学の研究者、教育者として、その生涯を経済学の発展に捧げた人物です。彼の研究や教育への情熱は、多くの人々に影響を与え続けています。

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