中部社会事業短期大学

中部社会事業短期大学について

中部社会事業短期大学（ちゅうぶしゃかいじぎょうたんきだいがく、英語: Chubu Junior College of Social Work）は、1953年から1958年まで愛知県名古屋市昭和区に存在した私立の短期大学です。設置者は学校法人法音寺学園で、略称は「中社大」でした。

概要

本学は、社会事業の専門家を育成することを目的として設立されました。開学当初は社会事業科の昼間部のみでしたが、翌年には夜間部も開設。さらに専攻科も設置され、社会福祉分野における多様なニーズに対応しようとしました。しかし、1956年度の学生募集を最後に、1958年にその役割を終えました。短い期間ではありましたが、地域社会における社会福祉教育の発展に重要な貢献をしました。

沿革

1953年1月13日：文部省より短期大学設置が認可。
1953年4月1日：社会事業科第一部（入学定員80名）を開設。
1954年4月1日：第二部（夜間部）と保母課程を設置。
1955年3月30日：専攻科を設置。
1956年4月1日：この年度を最後に学生募集を停止。
1958年4月25日：正式に廃止。

教育および研究

学科

社会事業科
第一部：入学定員80名
第二部：入学定員80名
専攻科
社会事業専攻：入学定員30名、修業年限は昼間部1年制。

取得資格

社会事業科第一部・第二部では、中学校教諭二級免許状（社会）と高等学校教諭免許状（社会）が取得可能でした。
また、保母の資格も取得可能でした。

附属機関

人間関係研究所
図書館

研究

中部社会福祉事業研究発表会報告書などを発行していました。

大学関係者

鈴木修学：本短期大学の学長を務めました。

施設

当時の規模は、校地面積が4234坪（約14,000㎡）、運動場が11,361坪（約37,560㎡）、専用校舎面積が616坪（約2,040㎡）でした。女子寮も設置されていました。

参考文献

全国学校総覧
文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和30年版』青葉書房
文部省大学学術局『教員養成課程認定大学短期大学一覧 : 附指定教員養成機関一覧. (昭和30年) / (編)』（PDF）文部省
『日本福祉大学50年誌』編集・執筆委員会 編『日本福祉大学50年誌』日本福祉大学。

関連項目

廃止された日本の[[短期大学一覧]]
日本福祉大学
日本福祉大学女子短期大学部

外部リンク

中部社会事業短期大学の創立 - ウェイバックマシン（2017年4月13日アーカイブ分） - 日本福祉大学

この情報は、中部社会事業短期大学の歴史と活動を理解する上で役立つでしょう。特に、社会福祉教育に関心のある方にとって貴重な資料となるでしょう。

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