中野区立総合体育館

中野区立総合体育館

東京都中野区新井にある平和の森公園内に、新たな屋内スポーツ施設として中野区立総合体育館が2020年10月に開館しました。この体育館は、多種多様なスポーツ活動の場を提供し、地域住民の健康促進や交流の促進に貢献しています。

開館から2023年3月31日までの期間は、中野に本社を置く飲料メーカー、キリンビバレッジとのネーミングライツ契約に基づき、「キリンレモンスポーツセンター」という愛称で使用されていました。

施設概要

中野区立総合体育館は、地下1階から3階にかけて様々な施設が配置されており、屋外にも関連施設があります。

1階

メインアリーナ：約1,750平方メートルの広さを持ち、天井高は17メートルです。
観客席は1階に120席、2階に684席があり、車いす席も16席分用意されています。
多目的室1：約300平方メートル。
会議室1：約28平方メートル。
会議室2：約96平方メートル。
性別を問わない「だれでも更衣室」を含む、男子更衣室、女子更衣室。
休憩に利用できるカフェスペース。
子供向けの遊び場であるキッズスペース。
平和に関する資料を展示する平和資料展示室。

2階

サブアリーナ：約800平方メートル。天井高は12.5メートルです。
武道場1：約256平方メートル。
武道場2：約256平方メートル。主に武道系の練習や行事に使われます。
男子更衣室、女子更衣室。
多目的室2：約96平方メートル。

3階

トレーニングルーム：約300平方メートル。様々なトレーニング機器が設置されており、クライミングウォールも併設されています。
テラス：屋外の休憩スペースとして利用できます。

地下1階

駐輪場：自転車約260台分のスペースがあります。

屋外

駐車場：自家用車等での来場者用です。
多目的運動広場：屋外でのレクリエーションなどに利用されます。

中野体育館（旧施設）

現在の総合体育館の供用開始に伴い閉館したのが、かつて中野区中野四丁目11番13号に存在した中野区立中野体育館です。

1970年に建設されたこの旧体育館は、およそ50年にわたり中野区における公共スポーツ施設の中核を担ってきました。当時の区内では、学校施設を除くと気軽に利用できる運動施設が限られていたため、中野体育館は区全体規模のイベントを開催できる数少ない場所として「中央体育館」のような役割を果たしていました。そのため、日常的に利用者が多く、特に土日祝日は各種大会で予約が埋まることが常であり、駐車場や駐輪場も常に混雑するほど高い需要がありました。

しかし、築年数が経過し施設の老朽化が顕著になったことから、区は平和の森公園内に新たな体育館を建設し、増大するスポーツ需要に応えることを決定しました。これが現在の中野区立総合体育館です。旧中野体育館は2020年9月末をもってその歴史に幕を下ろし、同年12月からは解体工事が始まりました。旧体育館の跡地には、新しい中野区役所の本庁舎が建設され、2024年に完成しました。

旧施設概要

閉館した旧中野体育館が備えていた主な施設は以下の通りです。

メインアリーナ：約1,400平方メートル。
卓球場：約253平方メートル。
柔道場・剣道場：約187平方メートル。
トレーニングルーム：約121平方メートル。
第1会議室：約72平方メートル。
第2会議室：約20平方メートル。
駐車場・駐輪場：合計約587平方メートル。

交通アクセス

中野区立総合体育館へは、主に以下の公共交通機関を利用してアクセスできます。

西武新宿線 沼袋駅南口から徒歩でおよそ5分。
JR中央線・東京メトロ東西線 中野駅北口から徒歩でおよそ17分。
* 中野駅より京王バス（中91系統、土日祝日のみ運行）に乗車し、「中野区立総合体育館」バス停で下車後、徒歩約1分。

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