丸井サウンドロフト

丸井サウンドロフト

『丸井サウンドロフト』は、1984年4月から1987年3月までフジテレビとテレビ静岡で放送された深夜の音楽番組です。この番組は、丸井グループの一社提供によって支えられ、特に若者をターゲットにした内容が特徴でした。

放送時間と内容

初めは平日24:10から10分間の放送でしたが、最終的には24:40から24:55に時間が変更されました。番組は毎週月曜日から金曜日まで放送され、主に洋楽のビデオクリップを2曲紹介し、その合間にアーティストの最新情報や丸井のプロモーションを挟む形式でした。特に1曲目はフルコーラスで、2曲目はエンディングで1コーラスが基本でした。このスタイルは、洋楽を扱う新しい試みとして注目を集めました。

MCの交代

初代司会者は岡部まり（当時は「岡部マリ」と表記）で、1986年頃まで番組を支えました。それ以降はグレースが2代目MCとして1987年からの放送を担当しました。彼女の柔らかなトークとキャラクターは、多くの視聴者に受け入れられました。

丸井一社提供の番組群

『丸井サウンドロフト』は、丸井が一社提供する深夜音楽番組の第一弾でありました。この番組が終了した後も、丸井は様々な番組を提供し続け、深夜枠は彼らのインフォメーションとエンターテインメントの場となりました。

その後の番組には、1987年から1989年まで放送された『OIOI LIFE SIZE T.V. COMPASS』、1989年から1990年まで放送された『OIOI AMUSING CLUB チキチキバンバン』、1990年から1992年まで放送された『OIOI PERSONAL COUNTDOWN Ten』など、若者向けの多彩な内容が展開されました。

特に、1989年からの『OIOI AMUSING CLUB チキチキバンバン』は東京の街を舞台にしたクイズ番組で、視聴者参加型の構成が話題となりました。司会進行はフジテレビアナウンサーの牧原俊幸とタレントの相原勇が担当し、ロケーションを活かしながら視聴者を楽しませました。

また、1992年から1993年にかけて放送された『OIOI ENTERTAINMENT SQUARE NEXT』では、八木亜希子と歌手の梶原聡が司会を務め、毎回異なる若手タレントが出演し、これからの期待を寄せられる新進気鋭のアーティストたちを紹介する場ともなりました。

放送終了とその後

『丸井サウンドロフト』の終了後も、丸井の深夜番組は共同テレビと提携を結びながら継続されました。しかし、1987年秋以降、フジテレビは新たなゾーンタイトルを設け、深夜枠を「ゾーン化」する方針を打ち出しました。これにより、『丸井サウンドロフト』に始まる一連の番組も、しばしば歴史的な観点から振り返られることがありますが、固有の位置づけを得ることができました。

結論

『丸井サウンドロフト』は、洋楽の魅力を深夜に届ける画期的な番組であり、その後も様々なプログラムが生まれるきっかけとなりました。これらの番組群は、丸井が若い世代へ向けて発信したメッセージでもあり、これからのテレビ番組制作においても重要な役割を果たしました。

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