丹後国の式内社一覧

丹後国の式内社一覧

『延喜式』神名帳は、平安時代中期に編纂された律令の施行細則である『延喜式』に収録された、全国の神社を一覧にしたものです。この神名帳に記載された神社は「式内社」と呼ばれ、当時朝廷から重視されていた神社であることがわかります。本記事では、この『延喜式』神名帳に記載された丹後国（現在の京都府北部）の式内社について解説します。

式内社とは

『延喜式』神名帳に記載された神社を指します。丹後国には、以下の合計65座64社が記載されています。

大社：7座6社（うち名神大社6座5社）
小社：58座58社

これらの式内社は、当時の国家祭祀において重要な役割を果たしており、多くは現在も地域の人々によって大切に祀られています。

大社

大社は、特に重要な神社として朝廷から特別な扱いを受けていた神社です。丹後国には7座6社の大社があり、そのうち6座5社は名神大社です。名神大社は、特に霊験あらたかであるとされた神社で、朝廷からの信仰も篤かったとされます。

小社

小社は、大社に次ぐ神社として位置づけられていました。丹後国には58座58社の小社があり、地域の人々の生活に密着した神社として、現在も多くがその姿をとどめています。

式外社について

式外社とは、『延喜式』神名帳の編纂当時には存在していたものの、何らかの理由で同帳に記載されなかった神社のことを指します。これらの神社の中にも、地域住民から崇敬を集めていた神社が数多く存在しています。

参考文献

皇典講究所・全国神職会校訂『延喜式 上巻』（大岡山書店、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション
『延喜式 第2』（日本古典全集刊行会、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション

外部リンク

* 丹後国 式内社65座 - 國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」

まとめ

丹後国には、数多くの式内社が存在し、それぞれの神社が地域の人々の信仰と歴史を今に伝えています。これらの神社を訪れることは、古代日本の文化や歴史に触れる良い機会となるでしょう。また、式外社についても、その存在を知ることで、より多角的に丹後国の神社文化を理解することができます。

この一覧が、丹後国の神社に関心を持つ方々にとって有益な情報となることを願っています。

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