丹生川村立白井中学校

丹生川村立白井中学校

丹生川村立白井中学校（にゅうかわそんりつ しろいちゅうがっこう）は、岐阜県大野郡丹生川村（現在の高山市）に位置していた公立の中学校です。この学校は、白井小学校と隣接しており、併設校として白井小中学校とも称されていました。白井中学校には、開校から約23年間の歴史がありますが、1970年に丹生川中学校に統合され、廃校となりました。

概要

白井中学校は、1947年の設立当初は丹生川村立丹生川中学校の白井分校としてスタートしました。1950年に独立した学校として正式に開校され、白井小学校の附属学校として教育活動を行っていました。1959年には、小中一貫の校舎が完成し、木造2階建ての建物で学生たちの学びの場を提供しました。

沿革

• - 1947年（昭和22年）4月: 丹生川村立丹生川中学校の白井分校が開設される。
• - 1950年（昭和25年）4月: 白井分校は独立し、丹生川村立白井中学校として新たに開校。これにより、白井小学校に併設された形となる。
• - 1959年（昭和34年）: 新しい小中学校共用の校舎が竣工し、これにより学習環境が整いました。
• - 1970年（昭和45年）4月1日: 丹生川中学校との統合が行われ、名目上の統合ではありましたが、白井中学校は丹生川中学校の白井分教場に改編されました。
• - 1972年（昭和47年）4月: 白井分教場は廃止され、廃校時の生徒数は約40名でした。

この学校が存在していた期間中、地域の多くの生徒がここで学び、その歴史と伝統は現在も地元の記憶の中に息づいています。白井中学校の統合により、地域では新たな教育の形が模索されましたが、当時の生徒や教師にとっては、慣れ親しんだ環境が失われることとなり、様々な感慨があったかと思われます。

参考文献

• - 丹生川村史（丹生川村史編纂委員会、1962年） P.662 - 665
• - 丹生川村史 通史編二（丹生川村史編纂委員会、2000年） P.846 - 848

白井中学校の廃校は、地域の教育の変遷を示す重要な出来事であり、岐阜県内における中学校の廃校リストにも記載されています。白井中学校の存在は、地域の教育の歴史を振り返る上で欠かせない要素となっています。今後もこのような歴史を次の世代に伝えていくことが大切です。

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