丹羽孝希

丹羽孝希のプロフィール

丹羽 孝希（にわ こうき、1994年10月10日生まれ）は、北海道苫小牧市出身の日本の男子卓球選手です。162cm、51kgの体格を持ち、血液型はO型です。彼の家族構成は両親、姉、弟とされており、左シェーク裏裏ドライブ型のスタイルで卓球に取り組んでいます。現在、彼は株式会社ファーストに所属し、Tリーグでは岡山リベッツで活動しています。また、ITTF世界ランキングではシングルスで最高5位、ダブルスで2位、U21シングルスで1位、ジュニアで1位、カデットでも1位を記録したことがあります。卓球界における彼の段級位は7段に達しています。

経歴

丹羽選手は、卓球選手である父親の影響で7歳から卓球を始めました。父親と元実業団選手・西村一行からの指導を受けながら、地元苫小牧市の「ファイナルウィン」という卓球チームに所属し、幼少期から全国大会で活躍する選手となったのです。特に、11歳という若さでU-18日本代表に選出されたことは、彼の実力を物語ります。

2009年、東京卓球選手権大会での優勝を皮切りに、世界卓球選手権個人戦には日本男子史上最年少での出場が実現し、予選を勝ち抜く快挙を達成しました。2010年のシンガポールユースオリンピックにおいては、シングルスと混合団体の両方で金メダルを獲得、そしてその後も多くの大会で好成績を収めてきました。

2011年、世界ジュニア卓球選手権大会で男子シングルス優勝を果たし、2012年には世界卓球選手権団体戦で日本の銅メダル獲得に貢献しました。特筆すべきは、ロンドンオリンピックのアジア予選において、当時世界ランキング1位の馬龍選手を打ち破ったことです。これにより、彼は自身初のオリンピック代表入りを決定づけました。

彼のキャリアは続き、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは男子団体戦で銀メダルを獲得、卓球ブンデスリーガでの活躍も果たし、国内外で求められる選手となりました。

その後も、Tリーグや国内の数々の大会で優勝を重ね、ついには2022年に国際大会からの引退を発表。2023年には、岡山リベッツに移籍し、その後の活動が注目されています。

プレースタイル

丹羽選手の特徴は、前陣での速攻プレースタイルです。両ハンドのカウンタープレーを駆使し、先手を取られても積極的に攻め続けます。彼のカウンターは相手の球に合わせるのではなく、自ら振り切っていくスタイルで、攻撃的なアプローチが際立っています。さらに、強烈な回転をかけるカットブロックなど、独創的な技を持ち合わせています。メディアでは彼の素晴らしい反射神経から「天才」と称されることもしばしばです。

プライベート

丹羽選手は、自身を「目立ちたくない性格」と評しており、試合中の喜怒哀楽が少なく、ガッツポーズも控えめです。しかし、大一番や接戦の際には思わず感情が出ることもあります。また、アイドルグループ乃木坂46の大ファンであり、英語の勉強を趣味としています。

受賞歴

丹羽選手は、さまざまな受賞歴を持ち、国体連優秀選手賞や市郷土貢献者賞、さらにはトリックスター賞などが挙げられます。これらは彼の卓球界における活躍を評価する証となっています。

メディアへの出演

丹羽選手は、テレビ番組にも数多く出演し、特にオリンピック後の特集などで彼のキャリアや素顔が紹介されています。それにより、多くのファンに支持され続けています。

彼の今後の活躍にも大いに期待が寄せられることでしょう。

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