久保友之

久保友之の生涯と業績

久保友之（くぼ ともゆき）は、1937年2月20日生まれ、高知県室戸市出身のプロ野球選手および審判員です。2023年7月7日、86歳で逝去しました。

早期のキャリア

久保は1957年に高知県立室戸高等学校を卒業し、プロ野球の舞台に飛び込みます。当初は大阪タイガースに入団するも、一軍での出場は叶わず、わずか3年で退団しました。この時期、彼は背番号36を背負っていました。その後はサラリーマンとして生活を送りましたが、野球への情熱は衰えることがありませんでした。

審判員としての道

久保は選手としてのキャリアを終えた後、審判になることを決意します。1970年に行われたテストを受けて、セントラル・リーグの審判員に採用されました。彼は関西審判部に所属し、1973年には阪神甲子園球場で初めての試合を担当しました。その後、彼は審判としてのキャリアを築き上げていきました。

彼の審判業は1996年まで続き、その間に1802試合を担当することとなります。また、オールスターゲームには1984年、1988年、1992年の3回出場し、その経験は多くの若手審判員にも影響を与えました。

審判としての特色

久保は50代の時にインサイドプロテクターを導入し、審判技術の向上に努めました。彼の袖番号は11で、1988年に初めて採用され、1996年の引退後は同じ番号が2004年から吉本文弘に継承されました。

プロ野球マスターズリーグと指導

審判業を引退した後の久保は、プロ野球マスターズリーグでも審判を務めるなど、野球界における彼の影響は続きました。また、少年野球教室の指導にも情熱を注ぎ、次世代の選手たちに対する教育活動にも積極的に関与しました。

最後の旅立ち

久保友之は2023年7月7日に86歳でこの世を去りました。彼の野球界での実績と貢献は、後世にわたって語り継がれることでしょう。高知県出身の彼は、阪神タイガースの選手一覧やプロ野球審判員一覧にも名を刻んでいます。彼の生涯は、野球への情熱と結果を出し続ける姿勢が印象的です。

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