久保田久美

久保田久美（旧姓）は、1961年10月30日生まれの日本の元女子バスケットボール選手です。彼女は和歌山県出身で、バスケットボール選手としてのキャリアを大阪府枚方市立津田中学校からスタートさせ、甲子園学院高校に進学しました。高校時代には、全国高校総体で準優勝を経験するなど、早くからその才能を発揮していました。

高校卒業後、久保田久美は日本リーグの強豪、シャンソン化粧品に入団し、更なる飛躍を遂げます。シャンソン化粧品では、持ち前の高いバスケットボールセンスと努力でチームの中心選手として活躍し、1985-86シーズンには日本リーグMVPを獲得するほどの選手に成長しました。

久保田久美は、日本代表選手としても国際舞台で活躍しました。1983年の女子世界選手権に出場した際には、チームの主将を務め、リーダーシップを発揮しました。その他、1982年と1986年のアジア競技大会にも出場し、日本のバスケットボール界に大きく貢献しました。

引退後、久保田久美は熊谷組の渡邊英幸と結婚し、家庭に入りました。彼女は1男1女の母親となり、子供たちを育てながら、バスケットボール界を陰ながら支え続けました。特筆すべきは、娘の渡邊夕貴もWリーグのアイシン・エィ・ダブリュに所属する元バスケットボール選手であり、息子はNBAで6シーズンプレーしたプロバスケットボール選手の渡邊雄太であることです。このように、久保田久美のバスケットボールのDNAは、次世代へと受け継がれています。

久保田久美は、選手としてだけでなく、母として、そしてバスケットボールを愛する一人の人間として、多くの人々に影響を与え続けています。彼女の功績は、日本の女子バスケットボール界において、長く語り継がれることでしょう。

主な代表歴
1982年アジア競技大会
1983年女子世界選手権
* 1986年アジア競技大会

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