久喜地区消防組合

久喜地区消防組合：地域の安全を守った消防組織

久喜地区消防組合は、埼玉県久喜市と南埼玉郡宮代町を管轄区域としていた消防組合です。2013年4月、消防広域化により埼玉東部消防組合が発足したことに伴い、その役割を終え解散しました。

概要

組合事務所と消防本部は久喜市上早見396に置かれていました。管内面積は98.35平方キロメートル。職員定数は247名で、消防団員は464名（定員501名）でした（平成21年時点）。

消防体制は、2つの消防署、4つの分署、そして1つの出張所によって構成されていました。主な消防車両として、普通消防ポンプ自動車7台、水槽付消防ポンプ自動車7台、はしご付消防自動車1台、化学消防自動車1台、救急自動車9台、救助工作車3台、指揮車1台、指令車6台、運搬車2台などが配備されていました（2005年4月1日現在）。

沿革

久喜地区消防組合は、地域の変遷と共に発展してきました。

1969年4月：久喜町・鷲宮町の2町が設立した久喜町鷲宮町消防組合が発足。
1970年1月：消防本部・消防署庁舎を新築。
1971年10月：久喜町の市制施行に伴い、久喜・鷲宮消防組合に改称。
1974年3月：鷲宮分署を開設。
1976年4月：菖蒲町・栗橋町の組合加入に伴い、久喜地区消防組合に改称。菖蒲分署・栗橋分署を開設。
1977年4月：東分署を開設。
1979年3月：はしご付消防車を消防署に配備。
1981年3月：化学消防車を消防署に配備。
1985年10月：救助工作車を消防署に配備。
1989年4月：消防本部・消防署庁舎を現在地に新築。
1996年1月：高規格救急車を消防署に配備（同年4月運用開始）。
1997年4月：宮代町が組合に加入。宮代町消防本部を久喜地区消防組合消防本部に統合。久喜地区消防組合消防署を久喜消防署に、宮代町消防署を宮代消防署に改称。2署4分署1出張所体制となる。
2003年4月：消防組合Webサイトを開設。
2004年10月：新潟県中越地震に緊急消防援助隊を派遣。
2011年3月：東日本大震災に緊急消防援助隊を派遣。
2013年4月：埼玉東部消防組合の発足に伴い解散。

組織

久喜地区消防組合は、以下のような組織体制でした。

組合議会：議員定数18人（久喜市：6人、鷲宮町：3人、菖蒲町：3人、栗橋町：3人、宮代町：3人）
執行機関：
管理者：1人（組合市町の長の協議により定める）
副管理者：4人（管理者以外の組合市町の長）
会計管理者
監査委員：2人
消防本部：総務課、警防課、予防課、通信指令室
消防署
消防団：
久喜消防団：4分団10部
鷲宮消防団：2分団4部（栗橋町外五箇市町水防事務組合の水防団員を兼務）
菖蒲消防団：2分団5部
栗橋消防団：2分団6部（栗橋町外五箇市町水防事務組合の水防団員を兼務）
宮代消防団：3分団6部

参考文献

平成18年度版消防年報（久喜地区消防組合消防本部）

関連項目

埼玉県特別機動援助隊（埼玉SMART）
* 埼玉東部消防組合

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