久手堅笑美

久手堅笑美：日本の女子バスケットボールを彩った名選手

久手堅笑美（くでけん えみ）は、1984年8月3日生まれ、沖縄県出身の元女子バスケットボール選手です。Wリーグのトヨタ自動車アンテロープスに所属し、ポイントガードとしてその才能を発揮しました。彼女のバスケットボール人生は、沖縄の地から始まり、国内トップリーグ、そして国際舞台へと広がっていきました。

沖縄から全国へ：輝かしいキャリアの幕開け

久手堅選手は、西崎小学校でバスケットボールを始め、高嶺中学校を経て豊見城南高校に進学しました。その後、北中城高校に転校し、ウインターカップに出場。高校時代からその才能を発揮し、全国の舞台で活躍しました。

2003年4月には拓殖大学に進学し、フォワードとしてプレーしました。大学4年時には、学生選抜と実業団選抜によるオールスター戦で最優秀選手賞を受賞するなど、その実力は高く評価されていました。

トヨタ自動車アンテロープスでの活躍

2007年4月、久手堅選手はトヨタ自動車アンテロープスに加入し、ポイントガードに転向します。この転向が彼女のキャリアを大きく飛躍させることになります。2009-10シーズンからはスターターに定着し、3シーズン連続で1試合平均スティール数1位を記録するなど、ディフェンスの要としてもチームに貢献しました。2013年1月には、全日本総合バスケットボール選手権大会でトヨタの初優勝に大きく貢献しました。

日本代表としての誇り

久手堅選手は、2011年に日本代表に初選出され、同年開催されたバスケットボール女子アジア選手権に出場し3位入賞を果たしました。その後も、ロンドンオリンピック世界最終予選や、2013年バスケットボール女子アジア選手権（優勝）、2014年女子バスケットボール世界選手権など、数々の国際大会に出場し、日本代表の中心選手として活躍しました。

引退、そして新たな道へ

2017年オフに現役を引退。引退後は、トヨタ自動車アンテロープスのサポートコーチに就任し、チームを支える役割を担っています。

久手堅笑美の足跡

北中城高 - 拓大 - トヨタ自動車（2007年〜）

受賞歴

Wリーグ
スティール1位（2009-10、2010-11、2011-12）
全日本総合バスケットボール選手権大会ベスト5（2010）
* 東京運動記者クラブバスケットボール分科会年間ベスト5（2012年度）

久手堅笑美選手は、その卓越した技術と献身的なプレーで、日本の女子バスケットボール界に大きな足跡を残しました。彼女の活躍は、多くの人々に感動と勇気を与え、次世代のバスケットボール選手たちの目標となっています。

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