九州沖縄農業研究センター

九州沖縄農業研究センターの概要

九州沖縄農業研究センターは、農業や食品産業に関連した技術の研究を専門に行う機関で、農業・食品産業技術総合研究機構の一部として機能しています。このセンターは、日本の農業発展に寄与するため、さまざまな研究や技術開発を行っています。

所在地

本センターの本拠地は熊本県合志市にあり、他にも福岡県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、長崎県にそれぞれ特定の研究拠点が存在します。具体的な住所は以下の通りです。

• - 本所：熊本県合志市大字須屋2421
• - 筑後・久留米研究拠点（筑後）：福岡県筑後市大字和泉496
• - 筑後・久留米研究拠点（久留米）：福岡県久留米市御井町1823-1
• - 都城研究拠点：宮崎県都城市横市町6651-2
• - 種子島研究拠点：鹿児島県西之表市安納1742-1
• - 糸満駐在：沖縄県糸満市真壁829
• - 口之津カンキツ研究試験地：長崎県南島原市口之津町乙954

研究体制

センターでは、複数の研究領域に分かれてさまざまな農業関連の研究が行われています。その構成は以下のようになります。

• - 企画部：全体の戦略や計画を立案・推進
• - 産学連携室：大学や企業との連携を強化
• - 技術支援センター：技術的支援を行い、実務に役立つ情報を提供
• - 業務科：研究を実施するための各種業務を担当

- 業務第1科（合志）
- 業務第2科（筑後）
- 業務第3科（都城）

研究領域の詳細

センター内では、以下の研究領域ごとに特化したグループが設置されています。

水田作研究領域（筑後）

• - 稲育種グループ：新しい品種の開発を行う
• - 小麦・大麦育種グループ：小麦や大麦の品種改良に注力
• - 水田栽培グループ：最適な栽培方法を探求
• - 雑草・土壌管理グループ：雑草対策や土壌の健康を維持
• - 水田作業体系グループ：効率的な作業方法の研究

畑作研究領域（都城）

• - サツマイモ育種グループ：サツマイモの品種改良
• - トウモロコシグループ：トウモロコシの栽培と改良
• - 畑機械・栽培グループ：機械化を進めた栽培技術を研究
• - 畑作物生理・遺伝グループ：作物の生理や遺伝の研究
• - 畑土壌管理グループ：土壌環境の改善に取り組む

園芸研究領域（久留米）

• - イチゴ育種グループ：イチゴの新しい品種の開発
• - イチゴ栽培グループ：栽培に最適な技術を模索
• - 施設野菜グループ：温室などを利用した野菜の栽培

畜産草地研究領域（合志）

• - 飼料作物育種グループ：飼料作物の改良
• - 飼料生産グループ：効率的な飼料生産方法を探る
• - 肉用牛生産グループ：肉用牛の生産性向上に貢献
• - 畜産環境・乳牛グループ：環境に配慮した乳牛生産

作物開発利用研究領域（合志）

• - 大豆・資源作物育種グループ：大豆や他の作物の改良
• - 作物品質グループ：作物の品質向上に関する研究
• - 営農システムグループ：営農の全体的なシステムを研究
• - 6次産業化グループ：農業と加工業を融合させた研究
• - さとうきび育種グループ（種子島）：さとうきびの品種改良を目指す

生産環境研究領域（合志）

• - 病害グループ：病気に型遂げる防御策の研究
• - 虫害グループ：害虫対策の技術を提供
• - 線虫グループ：線虫に関する問題を研究
• - 土壌肥料グループ：土壌と肥料に関する知識の向上
• - 農業気象グループ：農業に対する気象の影響を研究
• - 野菜病害虫管理グループ：野菜特有の害虫や病気に対処
• - 熱帯性病害虫管理グループ（糸満）：熱帯地域の問題を研究

このように、九州沖縄農業研究センターは、九州各地に広がる研究拠点を通じて、多様な農業関連の技術を研究・開発し、地域の農業の発展に寄与しています。

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