九州電力キューデンヴォルテクス

九州電力キューデンヴォルテクス

九州電力キューデンヴォルテクス（Kyuden Voltex）は、日本のラグビーユニオンに属し、JAPAN RUGBY LEAGUE ONEで競い合うチームです。略称は「九州KV」として親しまれています。福岡市を拠点としながらも、九州全域をフレンドリーエリアとしており、地域との結びつきを大切にしています。

チームの歴史

九州電力キューデンヴォルテクスの歴史は、1922年に遡ります。当時、九州電灯鉄道が東邦電力福岡支店に変わる際に中心的な役割を果たした横山通夫の指導のもと、福岡でラグビーチームが創設されました。戦後、九州電力として再編成された際に、チーム名が正式に九州電力ラグビー部となりました。

時間を経て、1951年には初めての全国実業団大会九州予選で八幡製鉄に敗北するものの、1953年には全国社会人大会での初優勝を果たしました。その後、数々の大会に出場し、1972年に設立された西日本社会人リーグでは多くのタイトルを掴みました。

チーム名の由来とデザイン

2007年にジャパンラグビートップリーグに昇格した際、社内公募を経て「九州電力キューデンヴォルテクス」の名前が誕生しました。「キューデン」は九州電力の略称である一方、「ヴォルテクス」は「Voltage（電圧）」と「Technique（技術）」を掛け合わせた新たな言葉です。これにより、力強いエネルギーと技術をもって成長する姿勢が表現されています。

地域とのつながり

「九州KV」は、地域密着型のチームであり、ほとんどの選手が九州出身です。この地域への愛着と支援を大切にし、地元のファンと共に成長していくことを目指しています。特に、ラグビーを通じて地域の活性化に貢献する姿勢が強く表れています。

マスコットとスローガン

チームのマスコットは「キューデンヴォル太」で、日本の神話に登場する力の神「アメノタヂカラオ」をモチーフにしています。これにより、チームが地域社会に明るく元気をもたらす存在であることを象徴しています。また、過去のスローガンからも分かるように、チームは常に挑戦する姿勢を持ち続けています。2023-24シーズンには「NEXT LEVEL」というテーマが決定され、さらなる成長を目指しています。

最近の戦績

2021年には新リーグ形式へ移行し、DIVISION3に参加しました。2022-23シーズンにおいては2位でシーズンを終え、2023年の入替戦ではDIVISION2への昇格を決定しました。このように、チームは着実にステップアップを図っています。

九州電力キューデンヴォルテクスは、地域を支え合いながらラグビーの魅力を広げ、強いチームの構築を目指しています。これからも九州のラグビー界にとって欠かせない存在であり続けるでしょう。

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