九徳総合運動場

九徳総合運動場

九徳総合運動場は、韓国の釜山広域市にある多目的競技場で、朝鮮語では「구덕 운동장」と呼ばれています。このスタジアムは1928年に開場し、主にサッカーの試合に使用されています。現在は約12,349人を収容することができますが、かつては30,000人を収容できるキャパシティを誇っていました。

この競技場は、1988年に開催されたソウルオリンピックのサッカー競技の際にも利用されました。また、1997年には東アジア大会のメイン会場として、開会式や閉会式、さらには陸上競技やサッカーの競技が行われました。これにより、九徳総合運動場は国際的なスポーツイベントの重要な舞台の一つとなりました。

さらに、釜山を本拠地とするプロサッカーチーム・釜山アイパークは、1997年から2002年までの期間にわたり、このスタジアムをホームグラウンドとして使用しました。その後、2015年から再びこちらを本拠地とすることになりました。また、釜山交通公社FCも2006年からこのスタジアムの利用を開始しています。

1988年夏季オリンピック

1988年のソウルオリンピック中、九徳総合運動場では韓国代表の試合を含む8試合が開催されました。この大会では、9月17日から27日までの11日間に、9か国から72人の役員と180人の選手が参加し、合計で146,320人もの観客が観戦しました。1日平均では18,290人という観客数が記録され、スタジアムは活気に満ち溢れていました。

オリンピック開催に際して、九徳総合運動場では電光掲示板を含む各種施設の改修が行われ、これに総額6億7500万ウォンの費用が投じられました。これにより、施設はより多くの観客を収容するために整えられ、競技の快適さも向上しました。

九徳総合運動場は、釜山のスポーツ文化において重要な役割を果たしており、地域の結束や活力を体現する場所でもあります。多くのサッカーファンが集う場所として、今後もさまざまなイベントが期待されています。釜山でのスポーツ観戦の際には、ぜひ訪れてみたいスポットです。

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