二十才のスーブニール

柏原芳恵のアルバム『二十才のスーブニール』

1986年7月7日、柏原芳恵によるミニ・アルバム『二十才のスーブニール』がリリースされました。このアルバムは、彼女のデビュー7周年を祝う特別な作品として企画され、全7曲から成り立っています。表題にもある「スーブニール」とは、フランス語で『お土産』という意味を持ち、20歳の芳恵の青春を彩る恋のエピソードが色とりどりに描かれています。

概要とリリース

アルバムの帯コピーには「二十才の芳恵だから描ける七色の恋模様！」とあり、収録曲は多彩な恋愛のストーリーを持つものばかりです。当初はアナログLPとカセットテープとしてリリースされ、CDの発売は予定されていませんでした。しかし、2018年9月26日には『二十才のスーブニール+1』として、シングル「花嫁になる朝」のアルバムバージョンが新たに収録され、SHM-CD形式の紙ジャケット仕様で再リリースされました。これにより、ファンは新しい形でも楽しむことができるようになったのです。また、2010年4月14日より、音楽配信もスタートしました。

収録曲

このアルバムには、次の7曲が収められています。初めの数曲は「側A」に収録され、曲のテーマや雰囲気がバラエティに富んでいます。

SIDE A

1. なにも世界中で…
作詞：荒木とよひさ、作曲・編曲：山崎稔
初の曲が、世界を旅するような壮大な恋の物語を描いています。

2. 微笑（ほほえみ）
作詞：荒木とよひさ、作曲・編曲：山崎稔
この曲は、恋の一瞬の幸せをテーマにしています。

3. 笑ってさよなら
作詞：なかにし礼、作曲：井上大輔、編曲：新川博
別れ際の笑顔と悲しみが余韻に残るバラード。

4. 二十才のスーブニール
作詞：なかにし礼、作曲：井上大輔、編曲：新川博
アルバムのタイトル曲。青春の思い出を振り返る内容です。

SIDE B

5. 古都の恋めぐり
作詞：茜まさお、作曲：平尾昌晃、編曲：竜崎孝路
この曲では、歴史ある古都を舞台にした恋物語が展開されています。

6. 恋愛写真
作詞：岡田冨美子、作曲：平尾昌晃、編曲：竜崎孝路
思い出の瞬間を切り取ったような歌詞が特徴的です。

7. 花嫁になる朝
作詞：茜まさお、作曲：平尾昌晃、編曲：竜崎孝路
アルバム版ではシングルとは異なるイントロが特徴で、より深い感情を描写しています。

このアルバムは、20歳の柏原芳恵ならではの恋の模様を見事に表現しており、聴く人に深い共感を呼び起こします。リリースから数十年を経ても、その魅力は色あせることがなく、多くの人々に愛され続けています。ユニバーサルミュージックによる詳細情報や、各種音楽配信サービスでもこのアルバムの楽曲を楽しむことができます。

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