二十歳の頃

アリスの「二十歳の頃」は、1974年6月20日に東芝EMIから発売された5枚目のシングルです。前作「青春時代」に続き、職業作家による楽曲提供という形で制作されました。

作詞は、数々のヒット曲を手がけたなかにし礼、作曲と編曲は、当時歌謡界で新進気鋭の存在であった都倉俊一が担当しています。彼らの手によって、青春の切なさや希望が織り込まれた、叙情的な世界観が表現されています。

楽曲は、過ぎ去った若き日々への郷愁と、未来への期待が入り混じった感情を、繊細なメロディーと歌詞で描き出しています。アリスのメンバーの演奏も、楽曲の持つ雰囲気をより一層引き立てています。

B面には「青春ノート」が収録されています。こちらもなかにし礼が作詞、都倉俊一が作曲・編曲を手がけており、青春時代の淡い思い出を綴った楽曲となっています。

2020年10月28日には、MEG-CDで再発されました。これにより、当時を知る世代だけでなく、若い世代にもアリスの音楽が触れる機会が広がりました。昭和歌謡、ニューミュージックを語る上で欠かせない一枚と言えるでしょう。

収録曲
SIDE 1: 二十歳の頃
SIDE 2: 青春ノート

「二十歳の頃」は、アリスの音楽性を豊かに彩る一曲であるとともに、1970年代の歌謡曲を代表する作品として、今もなお多くの人々に愛され続けています。

もう一度検索