二宮バイパス

二宮バイパス

二宮バイパスは、茨城県筑西市から栃木県真岡市へと至る国道294号（一部区間は国道408号と重複）のバイパス[[道路]]です。このバイパスは、常総・宇都宮東部連絡道路の一部を構成しています。

概要

建設の背景には、真岡市二宮地区の旧道における交通量の増加と、それに伴う交通渋滞の深刻化がありました。特に、茨城県と栃木県の県境付近には、急勾配とS字カーブが連続する区間が存在し、道幅も狭かったため、交通事故が多発していました。特に大型トラックによる事故が頻発し、沿線住民の安全が脅かされていました。

これらの問題を解決するために計画されたのが二宮バイパスです。バイパスは旧道の西側を迂回するように建設され、1973年に工事が開始され、1985年に全線が開通しました。バイパス沿いには道の駅にのみやが設置され、地域住民や観光客の休憩地点となっています。

路線データ

起点：茨城県筑西市樋口（旧国道294号との分岐点、常総バイパス終点）
終点：栃木県真岡市寺内（寺内南交差点、国道294号・国道408号との分岐点、八木岡バイパス起点）
総距離：4.33km
車線数：一部区間を除き片側1車線。上り線の一部（寺内南交差点以南約200m）と茨城県内は片側2車線。
幅員：18m（一部区間は22m）
総事業費：19億8800万円

二宮バイパスは、前後の常総バイパスや八木岡バイパスが4車線であるのに対し、2車線で開通しました。しかし、常総・宇都宮東部連絡道路の整備が進み、国道408号真岡南バイパスが開通したことで、交通量の増加が見込まれています。そのため、バイパスの4車線化を求める声が高まり、「二宮拡幅」事業として、片側1車線の区間を2車線に改良する工事が進められています。

沿革

1973年（昭和48年）：着工
1980年（昭和55年）：久下田西4丁目交差点（栃木県道310号交点） - 終点間2.25kmが開通
1983年（昭和58年）：久下田西7丁目交差点（栃木県道44号交点） - 久下田西4丁目交差点間0.98kmが開通
1984年（昭和59年）3月29日：下館市大字折本 - 同市大字樋口（県境）の工事区間が道路区域に指定
1985年（昭和60年）5月24日：起点 - 久下田西7丁目交差点間1.1kmが開通し、全線開通
2019年（令和元年）：「二宮拡幅」の設計に着手
2020年（令和2年）：「二宮拡幅」の用地調査に着手
2021年（令和3年）：「二宮拡幅」のうち、用地が確保済みの南側区間（茨城県境から2,200m）で工事に着手

地理

交差する道路

栃木県道44号栃木二宮線
栃木県道106号久下田停車場線
栃木県道310号下野二宮線
栃木県道166号西田井二宮線

沿線施設

道の駅にのみや
日立エーアイシー芳賀工場・配線板事業部石岡工場
真岡市立久下田小学校
真岡市立久下田中学校
久下田郵便局
タカノフーズ鬼怒川工場
三池工業栃木工場
全国農協食品関東工場
渡邉プラスチックス真岡工場
ローヤル企画もおか工場
大貴真岡工場
森六テクノロジー開発センター
* かなえ栃木工場

バイパスの位置関係

常総バイパス - 二宮バイパス - 八木岡バイパス - 真岡バイパス

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