二戸市立石切所小学校

二戸市立石切所小学校の概要

二戸市立石切所小学校は、岩手県二戸市石切所に位置する公立の小学校です。この学校は1877年に創立され、当初は二戸郡石切所村全域を学区として開校しました。

沿革

学校の歴史は長く、1877年に長福寺で始まりました。1884年に村松分教室が設立され、1887年には「石切所簡易小学校」と改名されました。その後も様々な改称や分教場の設置、統合が行われ、1979年にマーチングバンドが発足し、様々な活動が展開されていきました。学校自体も時代とともに変化し続け、特に健康や歯科保健に力を入れています。2011年には文部科学大臣賞を受賞し、保健活動が評価されています。

教育活動

石切所小学校では、特にマーチングバンド活動が顕著です。児童たちは市内の各種祭りで演奏を行い、これまでに東北大会や全日本小学校バンドフェスティバルでも輝かしい成績を収めています。2009年には全国大会で金賞を獲得しました。

また、学校内には「石切所ファルコンズ」と「大村ストーンボーイズ」という二つの野球チームが存在し、生徒たちが盛んにスポーツ活動も行っています。これらの活動は、子供たちの協力やチームワークを育むための大切な要素となっています。

保健活動への取り組み

学校の保健活動は、特に「シャカブクタイム」と呼ばれる歯磨きの指導プログラムを通じて顕著です。子供たちが虫歯を予防するための意識を高めることを目的としています。このような活動は、地域社会における健康意識の向上にも寄与しています。

委員会活動

学校内には多くの委員会が設置されており、それぞれの活動を通じて児童たちは主体的に学校生活を支えています。体育委員会やJRC委員会、図書委員会などがあり、児童会が主に行事を進行させます。また、保健委員会は、休み時間ごとに健康を促進するためにシャカブクタイムを実施するなど、日々の生活に密着した活動を行っています。

進学先

二戸市立石切所小学校の卒業生はほぼ全員が二戸市立福岡中学校に進学します。これは同校の学区全域が福岡中学校の学区となっているためです。卒業生が続けて同じ地域の学校へ進むことで、友人関係を保ちながら新たな環境に適応していくことが可能になります。

通学方法

通学は集団で行われ、地域ごとに登校班が編成されます。これにより、子供たちは一緒に登校し、安全に学校へ向かうことができるだけでなく、通学班の繋がりから地域の活動にも参加する機会が生まれます。近隣のバス停から徒歩数分でアクセスできるため、通学に便利な立地です。

まとめ

地域の子供たちに愛され、さまざまな体験を通じて成長を促す二戸市立石切所小学校。歴史ある校舎の中で、音楽活動や健康への取り組みが活発であることが特長です。未来へ向けて、さらなる発展が期待されています。

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