二木博史

二木 博史のプロフィールと業績

二木 博史（ふたき ひろし、1951年2月生まれ）は、日本において重要な歴史学者の一人として知られています。彼の専門分野はモンゴル史やモンゴル地域に関する研究で、その成果は国内外で高く評価されています。

学歴とキャリアの形成

二木は1974年に東京外国語大学のモンゴル語学科を卒業しました。その後、1980年に同大学院の外国語学研究科において修士課程を修了し、さらに1984年には一橋大学大学院で博士後期課程を修了します。しかし、正式な卒業はせずに単位を取得後、退学しました。

その後、1984年に日本学術振興会の特別研究員に就任し、国際的な研究活動を開始しました。同年10月からは韓国の大田実業専門学校で講師として教鞭をとります。時が経つにつれて、彼は東京外国語大学に戻り、1989年から1996年には外国語学部の助教授、そして1996年からは教授として多くの学生に指導しました。

2009年には東京外国語大学の総合国際学研究院の教授に配置換えされ、2016年に退職するまでその地位を保ちました。退職後、名誉教授の称号が授与されました。

受賞歴と成果

彼の業績は、特にモンゴルに関連した歴史研究において顕著です。その努力が評価され、2007年にはモンゴルのエンフバヤル大統領から北極星勲章を授与されました。このような国際的な評価は、二木の研究がいかに重要であるかを示しています。

主な著作

二木博史は、彼の研究を基にした多くの著書があります。代表作には以下のものが含まれます：

• - 『文書史料からみた前近代アジアの社会と権力』（東京外国語大学大学院地域文化研究科、2007年3月）
• - 『蒙古的歴史与文化 蒙古学論集』（内蒙古人民出版社、呼和浩特、2004年）
• - （共訳）モンゴル科学アカデミー歴史研究所編著『モンゴル史（全2巻）』（恒文社、1988年）

これらの著作は、モンゴルの歴史や文化に対する深い洞察を提供し、学術界でも高く評価されています。

まとめ

二木博史の研究と教育の業績は、日本におけるモンゴル史研究の発展に大きく貢献しており、その影響は今なお多くの学者や学生に受け継がれています。彼の業績を通じて、モンゴルの歴史や文化がより広く理解されることを期待しています。

もう一度検索