五十嶺綾

五十嶺綾について

五十嶺綾（いそみね あや）は、1983年6月9日生まれの日本の陸上競技選手です。身長157cm、体重40kgと細身の身体を活かし、主に中距離走と長距離走を専門としています。そのスピードは彼女の大きな強みとなっています。

彼女は神奈川県川崎市で育ち、玉川大学を卒業後の2006年に資生堂に入社し、同社のランニングクラブに参加しました。大学時代には800mと1500mの競技を得意としており、特に1500mでは関東学生陸上競技対校選手権大会での連覇を達成しています。これは彼女の競技者としての実力を証明する記録となりました。

資生堂に入社する前年、彼女は全日本大学女子選抜駅伝競走大会に参加し、5.9kmの区間で驚異的な19分22秒という成績を残しました。これは参加したコースが変更され711年まで更新されることのない記録として名を刻みました。

資生堂入社後の初年度である2006年7月には、群馬県記録会にて1500mで優勝し、タイム4分32秒31を記録しました。その後、10月には香川県で開催されたYONDEN中長距離記録会で3000mに出場し、自己ベストとなる9分12秒5で優勝。これらの成果から、彼女はデビューから注目される存在となりました。

しかし、翌年の2007年には厳しい競争に直面し、予選落ちや下位成績が多く見受けられました。それでも、彼女はあきらめることなく、3年目の2008年には再び調子を取り戻し、日体大長距離記録会で2位、ゴールデン・ゲームズin延岡で4位に入賞しました。

また、近年では2007年12月16日に行われた全日本実業団対抗女子駅伝にも出場。2009年12月には全日本実業団女子駅伝で1区（6.6km）に参加し、見事に区間賞を獲得するとともに、チームの総合4位に貢献しました。

五十嶺綾は、純粋な実力だけでなく、そのかわいらしい容姿でも多くのファンを魅了しています。ネット上では「顔がかわいい」という評判が広まり、アスリートとしての活動だけでなく、キャラクターとしても注目されています。

過去の主な成績としては、2006年の群馬県記録会での1500m優勝やYONDEN中長距離記録会での3000m優勝、2008年の日体大長距離記録会での1500m2位、ゴールデン・ゲームズでの1500m4位などがあります。また、彼女の自己ベストタイムには、2004年のラッペーンランタ国際で記録した800mの2分10秒5や、2006年のYONDEN中長距離記録会の3000m9分12秒5、2008年の5000mで15分31秒70があります。

その活躍ぶりはまさに日本陸上界の宝と言えます。彼女は今後も競技を続けるとともに、更なる成績向上が期待される選手です。

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